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おしゃれな注文住宅を建てるポイントを徹底解説【豊富な実例付き】

  1. 静岡で注文住宅を建てるなら「建てピタ しずおか」
  2. 注文住宅の家づくりを失敗しないためのお役立ち記事
  3. おしゃれな注文住宅を建てるポイントを徹底解説【豊富な実例付き】

おしゃれな注文住宅を建てるポイントを徹底解説【豊富な実例付き】

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おしゃれな注文住宅を建てるポイントを徹底解説【豊富な実例付き】

「誰が見てもおしゃれだと思ってもらえるような注文住宅を建てたい」

「限られた予算でおしゃれな家を建てるためにはどうしたらいいの?」

せっかく高いお金を出して注文住宅を建てるなら、日々の暮らしの満足度が高まるようなおしゃれな家にしたいものですよね。

おしゃれな注文住宅を建てるためには外観だけでなく内観についても検討する必要があるので、それぞれにおいて以下のポイントを取り入れるのがおすすめです。

おしゃれな注文住宅を建てるためのポイント

これらのポイントを意識せずに家づくりを進めると、実際に家が建ってから「イメージと違った」「こんなことまで考えていなかった」と後悔する可能性があります。

そこで、この記事ではおしゃれな注文住宅を建てるために押さえておきたいポイントをさまざまな角度から解説します。

本記事のポイント
  • 外観・内観がおしゃれな注文住宅を建てるポイントを解説
  • 部屋別におしゃれに見せるポイントを紹介
  • 費用別に建てられるおしゃれな注文住宅実例が分かる

上記のポイントを知ってから注文住宅を建てると、満足度の高いおしゃれな家づくりができるようになります。

自分にふさわしいおしゃれな注文住宅を建てるために、ぜひ最後まで読み進めていただければ幸いです。

1.外観がおしゃれな注文住宅を建てるためのポイント5つ

1.外観がおしゃれな注文住宅を建てるためのポイント5つ

おしゃれだと思う外観は人それぞれ異なりますが、第一印象で「おしゃれだな」「素敵だな」と感じる注文住宅の外観には共通して取り入れられているポイントがあります。

そんな外観がおしゃれな注文住宅を建てるための以下の5つのポイントをご紹介します。

外観がおしゃれな注文住宅を建てるためのポイント5つ_表

これらのポイントを参考にして来客はもちろん、通りかかった人も思わず目を留めてしまうようなおしゃれな外観の注文住宅を建ててみましょう。

1-1.家の形状やデザインはシンプルにする

おしゃれな外観を目指すなら形状やデザインに凝り過ぎたうるさい印象の家よりも、極力シンプルなものにするのがおすすめです。

シンプルな外観がなぜおしゃれに見えるかというと、流行にとらわれず何年経ってもその魅力が色褪せないからです。

おまけにシンプルな外観は余計な装飾がないため壊れにくく丈夫で、建築費の節約にも繋がります。

以下の写真のような直線を用いた外観の家はすっきりとしていて現代的かつ普遍的な雰囲気があり、いつまでも飽きがきません。

1-1.家の形状やデザインはシンプルにする_1

出典:積水ハウス

以下の写真のお宅は一切の無駄が取り除かれた正方形や長方形を組み合わせた形状となっていて、洗練された印象を与えます。

1-1.家の形状やデザインはシンプルにする_2

出典:積水ハウス

家の形状やデザインで迷った時は以下のポイントを参考にしながら極力余計なものを削ぎ落してシンプルさを追求することで、おしゃれさを実現できます。

家の形状やデザインをおしゃれに見せるポイント
  • 直線的な形状
  • 流行のデザインではなく無駄なものを取り除いたシンプルなデザイン

1-2.外壁や屋根の素材と色をシンプルにする

外壁や屋根の素材と色も家の形状やデザインと同様にあくまでもシンプルにすることで、おしゃれな外観を作ることができます。

なぜなら、外壁や屋根の素材に多くの種類を組み合わせたり奇抜な色を取り入れたりすると、家の形状やデザインはシンプルだったとしても落ち着きのない騒がしい印象になるからです。

以下の写真のお宅はホワイトの外壁をベースに木材を取り入れていて、シンプルな中にも温かみのあるおしゃれな外観となっています。

1-2.外壁や屋根の素材と色をシンプルにする_1

出典:積水ハウス

以下の写真ではスタイリッシュなデザインのお宅をホワイトとブラックの2色で構成していて、外壁と屋根が一続きの色となっていることで、よりおしゃれさが際立っています。

1-2.外壁や屋根の素材と色をシンプルにする_2

出典:積水ハウス

外壁や屋根は以下のポイントを参考にして、家の形状やデザインを活かすおしゃれな外観を作りましょう。

家の外壁や屋根をおしゃれに見せるポイント
  • 外壁の色は多くても2色まで(うち1色は外壁と異素材のものを取り入れるとアクセントになる)
  • 外壁と屋根を一続きの色にする

1-3.窓を効果的に使用する

前面に大きな窓が多く作られた家は開放的な雰囲気に、前面にほとんど窓のない家は隠れ家的な雰囲気の外観になるので、建てたい家のイメージに合わせて窓を効果的に使用しましょう。

最近では道路に面した外壁に窓が少ない、もしくは小さい家が増えていて、外観の余白が活かされたおしゃれな家にできると人気が高まっています。

以下のように窓の少ない・小さい家は採光や風通しの面では不便に感じることもありますが、断熱性や防犯性に優れているのが特徴です。

窓が大きい・多い家 窓が少ない・小さい家
メリット
  • 開放的な印象を与えられる
  • 採光・風通しが良い
  • 外の景色が良く見えて部屋が広く感じる
  • 隠れ家的な印象を与えらえる
  • プライバシーが守れる
  • 転落する危険性が低い
  • 断熱性・防犯性が高い
  • 低コストですむ
  • 家具を自由に配置できる
デメリット
  • 転落する危険性がある
  • 断熱性・防犯性は低い
  • 窓の数だけコストがかさむ
  • 家具を自由に配置できない可能性
  • 採光・風通しが悪い
  • 外の景色を楽しめず部屋が狭く感じる

以下の写真のお宅は道路に面した外壁に窓を1か所しか設けないことで面が強調され、重厚かつ堅牢な印象を作り出しています。

1-3.窓を効果的に使用する_1

出典:積水ハウス

以下の写真のお宅も前面に窓が少なく、ブラックの外壁のクールな印象が最大限に高められています。

1-3.窓を効果的に使用する_2

出典:積水ハウス

自分が目指す外観の雰囲気を実現するために、以下のおしゃれな外観のために窓を活用するポイントを参考にしてみましょう。

おしゃれな外観のために窓を活用するポイント
  • 窓が大きく明るいと開放的、小さく少ないと隠れ家的な印象を与えられる
  • 目指す外観に合わせて道路に面した外壁の窓の大きさや数、配置を考える

1-4.建物と外構をトータルコーディネートする

建物の外観とともに外構をトータルコーディネートすることで、建物と周囲の外構がお互いを引き立て合ってより一層おしゃれにできます。

反対にどんなに建物がおしゃれでも外構のテイストがまったく異なっていると、ちぐはぐで手抜きな印象を与えてしまいます。

以下の写真のお宅は外構がグレーで建物がライトグレーの組み合わせとなっていて、道路から見た時に近くは色が濃く、遠くにいくほど薄くなるように綿密に計算されています。

1-4.建物と外構をトータルコーディネートする_1

出典:積水ハウス

そこにシンボルツリーが彩りを添えているだけでなく、視線が玄関へと誘導されるように工夫されています。

以下の写真のお宅も外壁と外構の色味を揃えると同時に、外壁の一部に使用しているレンガ調の建材をガレージにも採用して統一感が演出されています。

1-4.建物と外構をトータルコーディネートする_2

出典:積水ハウス

また、門扉に向かって高さが低くなる植栽によって、重厚な中にも親近感のある外構となっているのが魅力です。

以下の建物と外構をトータルコーディネートするポイントを参考にしながら、よりおしゃれな外観にするために建物と外構を切り離すのではなく全体像を意識して考えるようにしましょう。

建物と外構をトータルコーディネートするポイント
  • 建物と外構の色味や質感を揃える
  • 植栽で彩りを添えながら目線を誘導して建物と外構を調和させる

1-5.夜は照明で違った印象を演出する

家の外観は明るい時間帯でイメージしがちですが、合わせて夜のイメージも考えておくとよりおしゃれさが増します。

照明は道路に向かって明るくしたり数を増やしてもおしゃれな印象にはならず、間接照明をうまく利用することがポイントになります。

以下の写真のお宅は階段下を照らす、外壁に柔らかな光の筋を付ける、植栽のシルエットが浮かび上がるなどの照明が設置されていて、夜になると幻想的な雰囲気が漂います。

1-5.夜は照明で違った印象を演出する_1

出典:三井ホーム

以下の写真のお宅はカーテンのない窓から漏れてくる光もうまく利用して夜ならではの静謐な外観を作り出しています。

1-5.夜は照明で違った印象を演出する_2

出典:三井ホーム

以下の照明でおしゃれさを演出するポイントを参考にしながら、夜は昼とは違った印象を作り出すとワンランク上の外観を実現できます。

照明でおしゃれさを演出するポイント
  • 間接照明を活用する(階段下を照らす、外壁を照らす、植栽の根元から照らすなど)
  • 建物内部から漏れてくる光を利用する

2.内観がおしゃれな注文住宅を建てるためのポイント6つ

2.内観がおしゃれな注文住宅を建てるためのポイント6つ

外観がおしゃれな注文住宅を建てるためのポイントが分かったところで、実際に生活していて目に入る内観にもこだわりたいものですよね。

そこで、ここからは内観がおしゃれな注文住宅を建てるための以下のポイント6つをご紹介します。

内観がおしゃれな注文住宅を建てるためのポイント6つ_表

家の中で過ごす時間をより豊かにできるように、これらのポイントを参考にしてみましょう。

2-1.壁と床のデザインはシンプルにする

インテリアにこだわりたい人ほど壁と床のデザインはシンプルにするのがおすすめです。

なぜなら、凝り過ぎたデザインの壁と床にするとそれだけで部屋が完成してしまうので、置くインテリアが限定されるからです。

以下の写真のお宅はシンプルなホワイトの壁と木目が美しいフローリング床にすることで、こだわりのシャンデリアや絵画がよく映える落ち着いた空間を作り出しています。

2-1.壁と床のデザインはシンプルにする_1

出典:積水ハウス

以下の写真のお宅は落ち着いたダークな色味の壁と中庭まで同じ高さで繋がる無垢材を使用した床となっていて、シンプルながらも上質な空間となっています。

2-1.壁と床のデザインはシンプルにする_2

出典:積水ハウス

以下の壁と床をおしゃれに見せるポイントを参考にしながら、どんなインテリアにも合うシンプルな壁と床を作り上げましょう。

壁と床をおしゃれに見せるポイント
  • 色味は抑えて落ち着いたものを選ぶ
  • デザインはシンプルにしつつも高級感のあるものを選ぶと上質な空間になる

2-2.開放感のあるリビングにする

家族団らんの時間を過ごしたり来客を迎え入れたりするリビングは開放感を重視することで、おしゃれな印象になります。

リビングが狭くて閉塞感があると居心地が悪くなってしまうので、空間を有効活用することが大切です。

以下の写真のお宅は、吹き抜けの間取りとなっていて天井が高い上に目線の先に中庭があることで奥行きまで広く感じられるように工夫されています。

2-2.開放感のあるリビングにする_1

出典:積水ハウス

以下の写真のお宅も吹き抜けから明るい日差しが注ぎ込むリビングとなっていて、開放感抜群です。

2-2.開放感のあるリビングにする_2

出典:積水ハウス

以下の開放感のあるリビングにするポイントを参考にしながら、そこにいる人の気持ちまで明るくさせてくれるようなおしゃれなリビング作りを目指しましょう。

開放感のあるリビングにするポイント
  • 天井の高い吹き抜けや、目線の先に中庭を設ける
  • どこから採光するか考える

2-3.機能的な間取りで生活感をなくす

間取りをいかに工夫するかですっきりとした内観になるかが決まりますが、生活動線に考慮して水回りを機能的に配置すると生活感をなくすことができます。

以下の写真のお宅は、帰宅した際に玄関からシューズクローク・クローゼットを通って洗面所・お風呂に繋がる別動線が確保されているので、着替えや持ち物を置く場所が限定され、リビングやダイニングの生活感をなくすことに成功しています。

2-3.機能的な間取りで生活感をなくす_1

出典:積水ハウス

帰宅後にすぐに着替えや手洗いができる環境が整っているため、以下の写真のように清潔でくつろげるリビング・ダイニングを維持することができます。

2-3.機能的な間取りで生活感をなくす_2

出典:積水ハウス

以下の機能的な間取りで生活感をなくすポイントを参考にしながら、いつ来客があっても慌てずにすむような生活感のないおしゃれな家を目指しましょう。

機能的な間取りで生活感をなくすポイント
  • 生活動線に考慮して水回りを機能的に配置する
  • 実際に住むことをイメージして必要となる場所に収納を設ける

2-4.間接照明を設置して洗練された雰囲気にする

おしゃれな内観にするためには室内の照明計画も大切で、間接照明を取り入れると洗練された雰囲気を漂わせることができます。

照明は天井や壁などの高い位置に設置することが多いですが、注文住宅を建てる際に合わせて照明計画を立てることで配線が目立たず1か所でスイッチの切り替えができる便利な照明が手に入ります。

以下の写真のお宅は重厚感のある石張りのアクセントウォールに照明を当てることで、程よい明るさの落ち着いた大人な空間を作り出しています。

2-4.間接照明を設置して洗練された雰囲気にする_1

出典:積水ハウス

以下の写真のお宅は天井と壁の間に照明が埋め込まれているので、壁伝いの優しい光が幻想的な空間を作り出します。

2-4.間接照明を設置して洗練された雰囲気にする_2

出典:積水ハウス

夜の時間も存分に楽しめるように以下の間接照明を設置して洗練された雰囲気にするポイントを参考にしながら、照明計画にもこだわっておしゃれな空間を作りましょう。

間接照明を設置して洗練された雰囲気にするポイント
  • どこに照明を当てるのか建物の設計と同時に照明計画を立てる
  • どんな間接照明を取り入れるのかイメージに合わせて選ぶ

2-5.統一感のあるインテリアにする

内観をおしゃれかつ上品にするには、全体を通して統一感のあるインテリアにすることが大切です。

インテリアはモダンなもの、クラシカルなもの、トレンド最先端なものなどさまざまですが、その時々の感覚で選ぶと統一感がなくなってしまい、実際に配置して見渡した時にちぐはぐで落ち着きのない空間になる可能性があります。

以下の写真のお宅は、グレーのタイル壁を基調にすべてのインテリアが同系色のグレー系でまとめられています。

2-5.統一感のあるインテリアにする_1

出典:積水ハウス

以下の写真のお宅は、真っ白な壁に合わせてインテリアもホワイトに統一しながら、ところどころアクセントに濃いグレーを取り入れて空間を引き締めています。

2-5.統一感のあるインテリアにする_2

出典:積水ハウス

以下の統一感があるインテリアにするポイントを参考にしながら、よりおしゃれな内観を作り上げてみましょう。

統一感のあるインテリアにするポイント
  • インテリアを壁や床の色と同系色でまとめると素材やテイストが多少違っても統一感が出る
  • アクセントとなる色を取り入れるのは数か所にとどめる

2-6.適切な場所に収納スペースを作る

いくらおしゃれな内観でも物が散らかったままでは台無しになってしまうので、適切な場所に収納スペースを作るようにしましょう。

以下の写真のお宅は、キッチン・ダイニングの壁面がアクセントウォールの役割を果たす一方で、開けると大容量の収納スペースが出現します。

2-6.適切な場所に収納スペースを作る_1

出典:積水ハウス

冷蔵庫や電子レンジなど生活感の出るものも含めてすべてこの壁面収納に片付けられるので、余計な物が一切目に入らないすっきりとしたおしゃれな空間になっています。

以下の写真のお宅では玄関横にご主人が仕事関係で必要な衣類や小物をまとめて収納できるようになっていて、便利なだけでなくいつでも片付いた玄関まわりを実現しています。

2-6.適切な場所に収納スペースを作る_2

出典:積水ハウス

以下の適切な場所に収納スペースを作るポイントを参考にして、便利でいつでもすっきりと片付いたおしゃれな家を手に入れましょう。

適切な場所に収納スペースを作るポイント
  • 実際の生活をイメージしてどこに何を入れる収納スペースが必要か考える
  • 空間と予算があるなら物が増えることを予想して収納スペースを広く取る

3.部屋別におしゃれに見せるポイント【費用やおすすめな人も解説】

3.部屋別におしゃれに見せるポイント【費用やおすすめな人も解説】

内観がおしゃれな注文住宅を建てるポイントをお分かりいただいたところで、キッチンやお風呂などはどうすればおしゃれにできるのか気になりますよね。

そこで、部屋別におしゃれに見せるポイントをご紹介します。

すべての部屋をおしゃれにするために、部屋別に異なるポイントを参考にしてみましょう。

3-1.リビング

家族や来客と過ごす時間の長いリビングは、開放的でつい長居したくなる空間にするとおしゃれさが高まります。

そんなリビングにするために取り入れたいポイントは以下の5つなので、ご紹介します。

3-1.リビング_表

3-1-1.間取りを吹き抜けにする

以下の写真のように贅沢に2階空間まで利用した吹き抜けのリビングは明るくて風通しもよく、広々とした開放感があります。

3-1-1.間取りを吹き抜けにする

出典:積水ハウス

そんな吹き抜けですが、以下のようにメリットとデメリットがあります。

吹き抜けのメリット・デメリット
メリット
  • 開放感があり、伸び伸びと過ごせる
  • 採光性や風通しが良い
デメリット
  • 冷暖房が効きにくい
  • 照明を交換しづらい
  • 音やニオイが二階に届きやすい
  • 狭い敷地面積では取り入れにくい

このように吹き抜けは空間が広くなる分、冷暖房が効きにくいというデメリットはありますが、外に出掛けなくても伸び伸びと過ごせる吹き抜けのリビングは根強い人気があります。

リビングに吹き抜けを取り入れる費用相場は工事だけでも1坪あたり最低でも50~80万円は必要となり、2階部分の廊下や手すり、冷暖房効率を向上させるための断熱対策、照明などを含めると追加で200万円程度かかります。

そんな吹き抜けを取り入れるのがおすすめな人は以下の通りです。

リビングに吹き抜けを取り入れるのがおすすめな人
  • 注文住宅を建てる敷地面積に余裕がある人
  • 断熱対策費用も含めて予算組みができる人
  • 開放感のあるリビングを作ることが他の部分よりも優先順位の高い人

注文住宅では吹き抜け部分の面積によって費用は上下するため予算に応じて面積を決めることもできますし、部屋数を確保したいなどどうしても吹き抜けの間取りを取り入れられない場合は、リビングに大きな窓を設置することで空間に奥行きが出て開放感を得られます。

3-1-2.壁面収納を設置する

リビングに造り付けの壁面収納を設置すると、以下の写真のように趣味に関する物や好きな物を飾って眺めて毎日楽しむことができます。

3-1-2.壁面収納を設置する_1

出典:三井ホーム

以下の写真のお宅では壁面が巨大な本棚のようになっていて、お気に入りの本がインテリアの役割を果たしています。

3-1-2.壁面収納を設置する_2

出典:三井ホーム

壁面収納を取り入れるメリットとデメリットは以下の通りです。

壁面収納のメリット・デメリット
メリット
  • 好きな物を自由に飾れる
  • 自分好みの空間にできる
デメリット
  • 埃がたまりやすい
  • 掃除が行き届かない場合がある

コレクションしている物があってもしまい込んでいては日の目を見る機会がないので、写真のように壁一面ではなくても部分的に壁面収納を作ることで、リビングをお気に入りのおしゃれ空間にできます。

リビングの壁面収納の費用相場はデザインや大きさ、材質によって変わりますが、既製の収納棚を設置する場合は20万円~、オーダーメイドの造り付け収納棚を設置する場合は40万円~となります。

そんな壁面収納を取り入れるのがおすすめな人は以下の通りです。

リビングに壁面収納を取り入れるのがおすすめな人
  • 好きなものに囲まれて暮らしたい人
  • 隠す収納ではなく見せる収納を取り入れたい人

リビングに壁面収納を取り入れると普段は好きなものに囲まれてくつろげるだけでなく、自分だけの世界観を反映したおしゃれな空間を作ることができます。

3-1-3.ダウンフロアリビングにする

リビングをより特別な空間にするなら、周囲よりも一段下げたダウンフロアリビングにするのがおすすめです。

以下の写真のお宅は玄関ホールからリビング、そしてダイニングへと続く広い空間となっていますが、ダウンフロアリビングを取り入れることで開放感がありながらも緩やかに独立した空間を実現しています。

3-1-3.ダウンフロアリビングにする

出典:三井ホーム

ダウンフロアリビングのメリットとデメリットは以下の通りです。

ダウンフロアリビングのメリット・デメリット
メリット
  • 開放感がありながら独立したスペースを作れる
デメリット
  • 小さな子どもや高齢者は段差で転倒しやすい
  • インテリアの大きさや配置が限定される
  • 段差があるためお掃除ロボットが使いにくくなる

このようにバリアフリーではないため足元にはよく注意する必要がありますが、仕切りを設置しなくてもダウンフロアリビングにするだけでおこもり感のある空間にできます。

ダウンフロアリビングの費用相場は一坪あたり10~16万円で、面積が広くなるほど費用は高くなります。

そんなダウンフロアリビングを取り入れるのがおすすめな人は以下の通りです。

ダウンフロアリビングを取り入れるのがおすすめな人
  • 仕切りを作らずに独立したリビングスペースがほしい人
  • おこもり感のあるリラックスできるリビングにしたい人

注文住宅ならではのダウンフロアリビングを取り入れるか検討して、おしゃれなリビング作りに役立ててみましょう。

3-1-4.壁掛けテレビを設置する

テレビ台の上にテレビを置くのではなく壁掛けテレビを設置すると、テレビが壁と一体化してよりすっきり広々とした空間が生まれます。

以下の写真のお宅はAVシステムを内蔵した大画面の壁掛け液晶テレビが設置されていますが、圧迫感のない開放的なリビングとなっています。

3-1-4.壁掛けテレビを設置する

出典:積水ハウス

テレビを付けていない時には中庭の風景が液晶のミラーガラスに映り込み、さらに広々とした奥行きを感じさせます。

リビングに壁掛けテレビを設置するメリットとデメリットは以下の通りです。

壁掛けテレビのメリット・デメリット
メリット
  • 空間を広く利用できる
  • 見た目がすっきりとしていてスタイリッシュ
  • 地震が起きてもテレビが倒れない
デメリット
  • 壁掛けテレビを設置することを前提とした補強済みの壁が必要

このように注文住宅を建てる際に壁掛けテレビを設置することを前提とした壁にしておく必要がありますが、スタイリッシュな見た目の壁掛けテレビはおしゃれなリビングにするのに役立ちます。

注文住宅新築と同時の設置なら壁の補強は事前にクリアできるので、費用は約3万円の設置代だけですみます。

そんな壁掛けテレビを取り入れるのがおすすめな人は以下の通りです。

壁掛けテレビを取り入れるのがおすすめな人
  • リビングの空間をより広く活用したい人
  • テレビをインテリアの一部としてスタイリッシュな見た目にしたい人

開放感のあるリビングを追求するなら壁掛けテレビを設置して、より広々としたおしゃれ空間を目指しましょう。

3-1-5.イメージに合わせた照明を設置する

リビングは照明によって印象が変わるので、叶えたいイメージに合わせて照明を設置するようにしましょう。

以下の写真のお宅は、広々とした吹き抜けスペースを有効活用してまるで泡のような見た目がおしゃれな吊り下げタイプのペンダントライトを設置しているので、昼はインテリアの役目も果たしています。

3-1-5.イメージに合わせた照明を設置する_1

出典:積水ハウス

以下の写真のお宅は壁と天井の隙間に埋め込まれた間接照明とスタンドタイプの照明が組み合わされているので、夜になるとムーディーな雰囲気が漂います。

3-1-5.イメージに合わせた照明を設置する_2

出典:積水ハウス

リビングに設置できる照明の種類と費用相場は以下の通りです。

リビングに設置できる照明の種類と費用相場
種類 特徴 費用相場(一か所あたり)
シーリングライト
  • 大きくて平面的な形状
  • 天井に取り付けるタイプ
  • 明るさを均一に確保できる
7,000円~20万円
ダウンライト
  • 天井埋め込みタイプ
  • すっきりとした空間を作れる
1万円~3万円
ペンダントライト
  • 天井から吊り下げるタイプ
  • デザイン性が際立つ
  • シャンデリアも含む
1万円~50万円
ブラケットライト
  • 球体型やランプ型がある
  • 壁に取り付けるタイプ
  • 壁面を強調して奥行きを持たせる
5,000円~3万円
スポットライト
  • どこでも設置できる
  • 目立たせたいものをピンポイントで照らせる
1万円~3万円
間接照明
  • 段差部分や壁と天井の隙間に設置する
  • 柔らかな光によってムードが出る
1万円~5万円

このように照明の種類によってイメージが変わるので、叶えたいイメージに合わせて複数の照明を組み合わせてよりおしゃれなリビングを演出してみましょう。

3-2.キッチン

家事をする人にとっておしゃれなキッチンはモチベーションに関わるだけでなく、家事効率を上げるのにも役立ちます。

そんなキッチンにするために取り入れたいポイントは以下の2つなので、ご紹介します。

3-2.キッチン_表

3-2-1.アイランドキッチンを取り入れる

アイランドキッチンとは島のように独立したキッチンのことで、調理しながら家族と話したり、子どもの様子を見守れたりできると人気があります。

以下の写真のお宅はシンクは壁面付けでIHコンロがアイランドキッチンとなっており、複数で料理をしても家事動線がスムーズです。

3-2-1.アイランドキッチンを取り入れる_1

出典:積水ハウス

3-2-1.アイランドキッチンを取り入れる_2

出典:三井ホーム

おしゃれなアイランドキッチンですが、以下のメリットとデメリットがあります。

アイランドキッチンのメリット・デメリット
メリット
  • 家族の気配を感じながら調理できる
  • 作業台の左右どちらからでも回り込める
  • スタイリッシュな見た目
デメリット
  • 壁付きキッチンと比較してキッチンスペースが必要
  • 調理中の手元が丸見えになる
  • 油が飛び散って付近が汚れやすい

このようにアイランドキッチンは作業台の左右どちらからでも回り込める自由な動線が魅力ですが、その分壁付けのキッチンと比較すると広いキッチンスペースが必要になります。

来客があった際に調理中の手元が丸見えになるのが気になる人は、手元が隠せる高さの壁を設置するのがおすすめです。

一般的な壁付きキッチンの費用相場が10万円~120万円であるのに対して、アイランドキッチンの費用相場は120万円~180万円と高額になります。

そんなアイランドキッチンを取り入れるのがおすすめな人は以下の通りです。

アイランドキッチンを取り入れるのがおすすめな人
  • キッチン周辺での家事効率を高めたい人
  • スタイリッシュなキッチン空間を作りたい人

アイランドキッチンを取り入れて、おしゃれなだけでなく家事がはかどるキッチン空間を目指しましょう。

3-2-2.壁面収納を設置する

キッチンは食材だけでなく調理家電や日用品が並ぶ場所で雑然としやすいですが、壁面収納を設けることですっきりとしたおしゃれな空間にできます。

以下の写真のお宅はキッチン奥の壁一面が収納スペースとして利用できるようになっていますが、色味の少ないモダンスタイルの内観だからこそ、アイランドキッチン本体の面材にも使用しているブナの木目柄を壁面収納にも一部用いて、おしゃれかつ温かみのある空間を作り出しています。

3-2-2.壁面収納を設置する

出典:三井ホーム

壁面収納のメリットとデメリットは以下の通りです。

壁面収納のメリット・デメリット
メリット
  • キッチンで使用する物をすべて収納できる
  • いつでもすっきりとしたキッチンを維持しやすい
デメリット
  • 収納場所を覚えていないと探すのに手間取ることがある
  • 造り付け家具の場合は費用がかさむ

このように生活感のないおしゃれなキッチンに憧れる人は、壁面収納をしっかりと確保することをおすすめします。

キッチンの壁面収納の費用相場はデザインや大きさ、材質によって変わりますが、既製の収納棚を設置する場合は10万円~、オーダーメイドの造り付け収納棚を設置する場合は20万円~となります。

そんな壁面収納を取り入れるのがおすすめな人は以下の通りです。

キッチンに壁面収納を取り入れるのがおすすめな人
  • 生活感のないすっきりとしたキッチンにしたい人
  • キッチン周りの物を収納できるスペースを確保したい人

壁面収納があるといつでもすっきりと片付いたキッチンを維持しやすいので、住んでから物が増えることを見越して大容量の壁面収納を設置することを検討してみましょう。

3-3.浴室・洗面所

浴室や洗面所をおしゃれにするなら、高級感が感じられる色や素材を選ぶとともに機能性も意識したいものです。

浴室と洗面所をおしゃれに見せるポイントをご紹介します。

3-3-1.浴室

以下の写真のお宅はグレイッシュな内装と統一感を持たせた浴室となっていて、大きなバスタブと爽快な浴び心地のレインシャワーが気分転換をするのにぴったりになっています。

t3-3-1.浴室_1

出典:三井ホーム

横長の窓を高い位置に取り付けることで、朝風呂の際には外からの視線を感じずに日光を取り込める開放的な浴室となっているのが魅力的です。

以下の写真のお宅は大開口の窓を見ながら檜風のタイル張りの湯船に浸かってゆったりとくつろげる、現代的な中にも懐かしさを感じる浴室となっています。

3-3-1.浴室_2

出典:三井ホーム

浴室をおしゃれに見せるポイントは以下の通りです。

浴室をおしゃれに見せるポイント
  • 色合いを統一する
  • 汚れが目立たない工夫をする
  • シャワーパーツにこだわる
  • 外からの視線が気になる時は高い位置に窓を取り付ける
  • 外からの視線が気にならないなら大開口の窓を取り付け外の景色を楽しむ
  • 浴室が狭い場合はガラス戸を取り入れ開放感を高める
  • 清潔感を保てるようにお手入れのしやすさも考える

ダークカラーの浴室もおしゃれですが、狭い場合は閉塞感を感じやすい上に水垢汚れが目立つ可能性があるので、おすすめなのは明るめの色です。

浴室でもおしゃれさを満喫できるように、これらのポイントを参考にしてみましょう。

3-3-2.洗面所

以下の写真のお宅の洗面所は置き型の洗面ボウルを取り入れてホテルライクな雰囲気があり、鏡の両側のタイルがすっきりとした印象もたらし、汚れた際にも拭き取るだけで簡単にお手入れできます。

3-3-2.洗面所_1

出典:三井ホーム

以下の写真のお宅の洗面所は埋め込み型のダブル洗面ボウルとなっているだけでなく、足元に大容量の収納スペースを確保しているため、生活感のないすっきりとした洗面所となっています。

3-3-2.洗面所_2

出典:三井ホーム

洗面所をおしゃれに見せるポイントは以下の通りです。

洗面所をおしゃれに見せるポイント
  • 色合いを統一する
  • 生活感が出ないように必要な容量の収納スペースを確保する
  • 清潔感を保てるようにお手入れのしやすさも考える

このように浴室や洗面所といった水回りは実際に使用することをよくイメージして、おしゃれさとともに使い勝手の良いものにすることが大切です。

3-4.トイレ

トイレは他の部屋よりも小さな空間だからこそ思い切って遊び心を加えておしゃれにしたいものです。

おしゃれなトイレにするために取り入れたいのは、以下の2つなのでご紹介します。

おしゃれなトイレにするために取り入れたいポイント2つ

3-4-1.タンクレストイレを設置する

タンクレストイレとはその名の通りタンク部分がないトイレのことで、すっきりとした見た目のタンクレストイレを設置することでトイレの空間が広く感じられるだけでなく、お手入れが楽な上に節水効果も高いと人気があります。

以下の写真のお宅のトイレは奥の壁面に張られた静謐なタイルと相まって、空間に広がりを感じられるラグジュアリーな印象に仕上げています。

3-4-1.タンクレストイレを設置する

出典:三井ホーム

タンクレストイレのメリットとデメリットは以下の通りです。

タンクレストイレのメリット・デメリット
メリット
  • すっきりとした見た目でデザイン性が高い
  • お手入れが簡単
  • 節水効果が高い
デメリット
  • 別途手洗いカウンターを設置する必要がある
  • 停電時に水を流せなくなる場合がある

おしゃれなトイレにするなら断然タンクレストイレがおすすめですが、手洗いカウンターを設置するスペースがあるか確認してから検討するようにしましょう。

タンクと一体化したトイレを設置する費用相場が10万円~20万円に対して、タンクレストイレの場合は約30万円となります。

そんなタンクレストイレを取り入れるのがおすすめな人は以下の通りです。

タンクレストイレを取り入れるのがおすすめな人
  • すっきりとしたデザイン性の高いトイレにしたい人
  • 別途手洗いカウンターを設置するスペースのあるトイレにできる人

スタイリッシュなタンクレストイレを取り入れて、トイレも自慢したくなるようなおしゃれな空間を作りましょう。

3-4-2.遊び心のあるクロスを貼る

トイレは他の部屋と比較して狭い空間だからこそ、他の部屋にはなかなか取り入れることができないようなクロスに挑戦するとひと味違うおしゃれな空間を実現できます。

以下の写真のお宅のトイレは、横線の入ったタイル調のクロスをメインに奥の壁面だけは色味を合わせながらもフレンチヘリンボーン柄になっていることで、さりげない遊び心が伝わってきます。

3-4-2.遊び心のあるクロスを貼る

出典:三井ホーム

クロスに遊び心を少し加えるだけでより自分の家を好きになれるので、まずは挑戦しやすいトイレからクロスの工夫をしてみましょう。

トイレに遊び心のあるクロスを貼るのがおすすめな人は以下の通りです。

トイレに遊び心のあるクロスを貼るのがおすすめな人
  • 他の部分でシンプルさを追求しすぎて物足りない人
  • 自分だけの注文住宅をもっと好きになりたい人

トイレというプライベート空間こそ遊び心を発揮して、オリジナリティあふれるおしゃれな空間を目指しましょう。

3-5.玄関

玄関は帰宅した人や来客がまず踏み入れる場所なので、いつでもすっきりと片付いたおしゃれな空間にしたいものです。

おしゃれな玄関にするポイントとして以下の3つがおすすめなので、ご紹介します。

おしゃれな玄関にするために取り入れたいポイント3つ

3-5-1.エコカラットを使用する

エコカラットとは優れた調湿機能を持つ内装壁材のことで、一年を通して快適な湿度を保つのに役立つだけでなく脱臭効果まで期待できます。

以下の写真のお宅は玄関の奥にレンガ調のエコカラットの壁面を設置していて、良いアクセントとなっていると同時に玄関の空気を爽やかにしています。

3-5-1.エコカラットを使用する

出典:タマホーム

エコカラットのメリット・デメリットは以下の通りです。

エコカラットのメリット・デメリット
メリット
  • 優れた調湿機能がある
  • ニオイを吸着して脱臭効果が期待できる
  • デザイン性が高くてアクセントになる
デメリット
  • 割れたり欠けたりすることがある
  • 一般的なクロスより費用がかさむ

見た目だけでなく空気までおしゃれに変えられるエコカラットですが、家具を移動させる際に少し当たっただけで欠けたという声もあるので、よく検討して取り入れましょう。

エコカラットの費用相場は1㎡あたり1万円~2万円となり、一般的なクロスよりも割高になります。

玄関にエコカラットを使用するのがおすすめな人は以下の通りです。

玄関にエコカラットを使用するのがおすすめな人
  • 玄関にアクセントウォールがほしい人
  • 玄関の空気をいつでも爽やかにしたい人

玄関にエコカラットを取り入れて、見た目と機能性の両面からおしゃれな空間を作り出しましょう。

3-5-2.視線が奥に吸い寄せられる工夫をする

玄関が広々として見えると家自体も広く感じられるので、視線が奥に吸い寄せられる工夫をして空間に広がりを持たせるのがおすすめです。

以下の写真のお宅は玄関の天井を縦の木目にして奥行きを演出するだけでなく、突き当たりに存在感のある黒のインテリアを置くことによって視線を誘導しています。

3-5-2.視線が奥に吸い寄せられる工夫をする

出典:三井ホーム

工夫次第で実際よりも玄関を広く見せることが可能なので、ぜひ取り入れてみましょう。

玄関で視線が奥に吸い寄せられる工夫をするのがおすすめな人は以下の通りです。

玄関で視線が奥に吸い寄せられる工夫をするのがおすすめな人
  • 玄関を実際よりも広く感じたい人
  • 玄関で来客と接する機会が多い人

玄関では視線が置く奥に吸い寄せられるような工夫を取り入れて、一足踏み込んだだけでおしゃれだと感じるような家づくりをしましょう。

3-5-3.玄関収納を設置する

玄関をいつでもすっきりと片付けておくためには、外出する際や帰宅した際に使い勝手の良い玄関収納を作っておくのがおすすめです。

以下の写真のお宅は玄関の土足スペースに繋がるところに玄関収納が確保されていて、あえて見せるかたちで整理整頓を意識しながら家族全員の靴や上着、ゴルフ用品、子どもの遊び道具、ベビーカーなどが置けるようになっています。

3-5-3.玄関収納を設置する

出典:積水ハウス

玄関収納の種類と費用相場は以下の通りです。

玄関収納の種類と費用相場
種類 特徴 費用相場
カウンタータイプ
  • カウンター上のスペースを利用できる
  • 収納量が少ない
5万円~10万円
壁面収納タイプ
  • 高さがあるため圧迫感を与えやすい
  • 収納量が多い
10万円~40万円
フロートタイプ
  • 壁面収納の一種
  • 足元の空間が空いている
10万円~40万円
土間収納タイプ
  • 玄関横のスペースが必要
  • 収納量が格別に多い
  • 広くなるほど費用がかさむ
30万円~60万円

玄関収納の中でもとくに土間収納タイプがおすすめな人は以下の通りです。

土間収納タイプの玄関収納がおすすめな人
  • ゴルフバッグやベビーカー、子どもの遊び道具を玄関に収納したい人
  • 玄関横のスペースを確保できる人
  • 土間収納を通った別の生活動線がほしい人

土間収納タイプの玄関収納があるのとないのとでは大違いで、あれば外出前の慌しさや片付けの手間を軽減できるだけでなくいつでも片付いた家になるので、ぜひ検討してみましょう。

3-6.寝室

プライベートな空間である寝室は、落ち着きがありながらもおしゃれにしたいものです。

おしゃれな寝室にするためのポイントとして気軽に取り入れられるアクセントクロスがおすすめなので、ご紹介します。

3-6-1.アクセントクロスを取り入れる

トイレでもご紹介したように、アクセントクロスとは一面だけ色や柄、質感の異なるクロスを取り入れるもので、同等の費用でおしゃれな空間に演出できます。

寝室にアクセントクロスを取り入れる場合は、落ち着ける空間にするために濃い色のクロスを選ぶのがおすすめです。

以下の写真のお宅は枕元の一面だけ濃いグレーで大柄のアクセントクロスを使用することで、落ち着きがありながらも華やかな寝室になっています。

3-6-1.アクセントクロスを取り入れる

出典:三井ホーム

アクセントクロスのメリットとデメリットは以下の通りです。

アクセントクロスのメリット・デメリット
メリット
  • 同等の費用で取り入れられる
デメリット
  • 実際に貼ってみると想像していたイメージと異なる場合がある

アクセントクロスは小さく切り取られた見本を見ている時と壁一面に貼った時とでは印象が変わる可能性があるので、見本を遠くから眺めてイメージを膨らませて選ぶようにしましょう。

寝室にアクセントクロスを取り入れるのがおすすめな人は以下の通りです。

寝室にアクセントクロスを取り入れるのがおすすめな人
  • プライベート空間を楽しみたい人
  • 手軽に寝室をおしゃれにしたい人

寝室にアクセントクロスを取り入れて、眠りに就く前や目覚めた時にも満足できるようなおしゃれな空間を作りましょう。

3-7.子ども部屋

子ども部屋をおしゃれにするにはどうしたらいいのか迷う人は多いと思いますが、正解はとにかく明るくシンプルにすることです。

まずは子どもの仕事とも言える遊びや勉強に専念できるように、以下の写真のように明るさを確保できる窓を設けた上で、成長するにつれて変わるその時々の好みに合わせられるシンプルな空間にしておけば間違いありません。

3-7.子ども部屋

出典:積水ハウス

お子様の好みがはっきりしている年齢であればクロスを選ばせてあげて家づくりに参加してもらうのがおすすめですが、まだ小さいお子様の場合は家族がシンプルなクロスを選んであげましょう。

4.費用別に建てられるおしゃれな注文住宅実例

4.費用別に建てられるおしゃれな注文住宅実例

部屋別におしゃれに見せるポイントをご紹介してイメージが膨らんできたところで、ご自身の予算で実際にはどこまで実現できるのか気になりますよね。

費用をかけるほど高級な建材や空間にゆとりのある間取りを取り入れることができますが、注文住宅は建てておしまいではなくそれからの生活があるので、身の丈に合った家を建てたいものです。

そこで、1,000万円台・2,000万円台・3,000万円台・4,000万円以上の費用別にどのようなおしゃれな注文住宅を建てられるのかご紹介します。

4-1.1,000万円台で建てられるおしゃれな注文住宅

平均的な家づくりの費用は3,000万円台なので、それを下回る1,000万円台で建てられるおしゃれな注文住宅の特徴は以下のようにシンプルさを追求したスタイリッシュなものとなります。

1,000万円台で建てられるおしゃれな注文住宅の特徴
外観

形状:正方形または長方形で凹凸のないもの
屋根:建材が少なくてすむシンプルなもの

4-1.1,000万円台で建てられるおしゃれな注文住宅_外観

出典:タマホーム

内観

間取り:空間を有効活用した機能的なもの
内装:クロスや合板フローリングなど価格を抑えたものを使用する
設備:必要最低限の機能を備えたものを取り入れる

4-1.1,000万円台で建てられるおしゃれな注文住宅_内観

出典:タマホーム

おしゃれに見せるポイント
  • とことんシンプルさを追求することでスタイリッシュな佇まいの外観にする
  • シンプルかつ真っ白な内装で明るい空間にする

1,000万円台で家を建てる際には工務店やローコスト住宅専門のハウスメーカーに依頼することとなりますが、業者と相談しながらとことんシンプルな外観や統一感のある真っ白な内装にしておしゃれさを実現できます。

アクセントがほしい場合は、同等の費用で取り入れられるアクセントクロスで空間にメリハリをつけるのがおすすめです。

4-2.2,000万円台で建てられるおしゃれな注文住宅

2,000万円台で建てられるおしゃれな注文住宅の特徴は、以下のように1,000万円台のものを土台にしながらも予算配分次第で好みを反映させることが可能です。

2,000万円台で建てられるおしゃれな注文住宅の特徴
外観 形状:正方形または長方形で凹凸のないもの
屋根:建材が少なくてすむシンプルなもの

4-2.2,000万円台で建てられるおしゃれな注文住宅_外観

出典:タマホーム

内観 間取り:空間を有効活用した機能的なもの
内装:クロスや合板フローリングなど価格を抑えたもの
設備:必要最低限の機能を備えたもの

4-2.2,000万円台で建てられるおしゃれな注文住宅_内観

出典:タマホーム

おしゃれに見せるポイント
  • 予算配分を工夫してこだわった部分が目立つようにする

2,000万円台になると1,000万円台の時よりも予算配分を工夫してこだわりの部分を作ることができるので、その部分が目立つようにすることでおしゃれに見せることができます。

ただし、2,000万円台でも費用に余裕があるとはいえないので、外観・内観を極力シンプルにすることで一部だけにこだわるようにしましょう。

4-3.3,000万円台で建てられるおしゃれな注文住宅

家づくりにおいて平均的な費用である3,000万円台で建てられるおしゃれな注文住宅の特徴は、自由度が高くなるからこそ優先順位を明確にすることが必要になります。

3,000万円台で建てられるおしゃれな注文住宅の特徴
外観 形状:正方形や長方形以外のものも可能
屋根:建材が多くなる複雑なデザインも取り入れられる

4-3.3,000万円台で建てられるおしゃれな注文住宅_外観

出典:積水ハウス

内観 間取り:吹き抜けを取り入れるなど自由度が高い
内装:漆喰や無垢材のフローリングなど自然素材も使用できる
設備:こだわりの機能を備えたもの

4-3.3,000万円台で建てられるおしゃれな注文住宅_内観

出典:積水ハウス

おしゃれに見せるポイント
  • リビングなど過ごす時間が長い部屋にこだわる
  • 統一感を大切にする

1,000万円台や2,000万円台の時と比較すると3,000万円台では費用に余裕が出るためさまざまな部屋にこだわりたくなりますが、すべてを実現しようとするとすぐに予算オーバーになりかねないので、優先順位を付けることが大切です。

とくにリビングなど過ごす時間が長い部屋にこだわり、空間が一続きのダイニング・キッチンの統一感を大切にすると、おしゃれな家づくりを実現できます。

4-4.4,000万円以上で建てられるおしゃれな注文住宅

4,000万円以上で建てられるおしゃれな注文住宅の特徴は、すべての部分においてさまざまな工夫を凝らした高級感の漂う家であることです。

4,000万円台で建てられるおしゃれな注文住宅の特徴
外観

形状・屋根:凹凸のある複雑なデザインを取り入れられる

4-4.4,000万円以上で建てられるおしゃれな注文住宅_外観

出典:三井ホーム

内観

間取り:吹き抜け・中庭・屋上など空間を贅沢に使ったデザイン性の高いもの
内装:漆喰や無垢材のフローリングなど自然素材
設備:こだわりの最新機能を備えたもの

4-4.4,000万円以上で建てられるおしゃれな注文住宅_内観

出典:三井ホーム

おしゃれに見せるポイント
  • 使用している素材そのものの良さで上質な空間にする
  • 空間を贅沢に使った間取りで開放感を大切にする
  • 最新設備で豊かな暮らしを実現する

4,000万円以上になると外観や内観に費用的な制限が少なくなるので、すべての部屋のおしゃれさを追求できるようになります。

家自体がうるさくなり過ぎないように住んでからインテリアを設置することをイメージしながら、空間を贅沢に使った開放感のあるおしゃれな家を作り上げましょう。

5.おしゃれな注文住宅を建てる際に気を付けたい注意点4つ

5.おしゃれな注文住宅を建てる際に気を付けたい注意点4つ

費用別に建てられるおしゃれな注文住宅のイメージが湧いたところで、注意点があれば実際に建てる前に知っておきたいですよね。

そこで、おしゃれな注文住宅を建てる際に気を付けたい以下の4つの注意点についてご紹介します。

おしゃれな注文住宅を建てる際に気を付けたい注意点4つ_表

これらの注意点を参考にして、おしゃれな家づくりに役立てましょう。

5-1.好みに合う業者を選ぶ

自分が思い描いているおしゃれな注文住宅を建てるためには、好みに合う業者を選ぶことが大切です。

なぜなら、鉄骨むき出しのインダストリアルで無骨なイメージの家を建てたい人が木造建築を得意とする業者に依頼しても思い通りの家が建てられない可能性が高いからです。

以下の好みに合う業者を選ぶ方法を参考にして、自分好みの家を建てられる業者を選びましょう。

好みに合う業者を選ぶ方法

【STEP1】資料の取り寄せやモデルハウス見学を通してその業者の過去の建築実績を知る

【STEP2】好みと予算に合う業者を比較検討できるように3社をピックアップする

【STEP3】3社に思い描いているイメージを伝えて実現可能か相談する

【STEP4】好みだけでなく予算や住宅性能も含めて総合的に考えて1社を選ぶ

最終的に1社を選ぶ際には提示された見積もりが検討材料のひとつになりますが、注文住宅における見積もり依頼までの流れや見積書の記載内容について知りたい方は「注文住宅の見積もりを解説!依頼までの流れや見積書の種類・内容」で詳しくご紹介しているので、参考にしてみましょう。

なお、注文住宅を建てる際におしゃれさだけを追求すると住んでから不便に感じることがあるので、おしゃれさと住みやすさを両立した提案力の高いプランニングができる業者だと安心です。

5-2.予算内におさめるために優先順位を付ける

おしゃれな建築実例を見ていると色々と真似したくなりますが、子どもの教育資金や老後資金に手を付けてはこれからの生活が立ち行かなくなるので、予算内におさめるために優先順位を付けなければなりません。

予算がオーバーしそうな時は以下の優先順位の付け方の例を参考にして、予算内におさめるようにしましょう。

優先順位の付け方の例

①注文住宅を建てようと思ったきっかけや実現したいことから優先順位を付ける

  • 子どもが生まれる → 子どもとの生活をイメージした間取りをメインに考える
  • 近隣の音が気になる → 防音対策を徹底した構造を取り入れる
  • 自然に囲まれて暮らしたい → 周囲の自然を感じられる設計や庭の配置をメインに考える

②家族全員の希望を書き出し、希望が重なることから優先順位を付ける

  • 全員がくつろげるリビングを希望している → リビングには費用をかける
  • 過半数が使いやすい玄関を希望している → 玄関の構造を担当者に相談してみる

③使用頻度やこだわり度・憧れ度を数値化して優先順位を付ける

  • 毎日水回りを使用する → 家事動線を優先した間取りに
  • 敷地面積上、吹き抜けとインナーガレージの一方しか選べない → 長年憧れだった方を取り入れる

なお、予算は注文住宅に費やせる自己資金額や住宅ローンの借入可能額から適切に設定しておく必要があるので、詳細な予算の決め方について紹介している「【最新データで分析】注文住宅の予算の目安と詳細額の決め方を解説」を参考にしてみましょう。

詳細な予算を事前に決めておくことで、優先順位を付けながら自分にとってふさわしいおしゃれな注文住宅を建てることができます。

5-3.テイストを揃える

「おしゃれな注文住宅」と言っても、シンプルなモダンスタイルから上品なエレガントスタイル、格式高いクラシックスタイル、木の温もりが漂うウッディスタイルなどテイストはさまざまなものが存在します。

どれも素敵ですが、おしゃれな家を建てる上で大切なのはテイストを揃えることです。

部屋によってテイストがバラバラだと落ち着くことのできない居心地の悪い空間になってしまうので、どの部屋も統一感が出せるようにテイストを揃えるようにしましょう。

どうしても別のテイストを取り入れたい時は、寝室や二階のトイレといったプライベートな空間に取り入れると全体の雰囲気を壊さずにすみます。

5-4.おしゃれさとメンテナンス面の両立を考える

いくらおしゃれな建材でも一度汚れが付くと取れにくかったり、静電気によってホコリが集まりやすかったりすると、せっかくのおしゃれさが台無しになってしまいます。

そのため、おしゃれさを追求するとともにメンテナンス面についても考慮して注文住宅を建てることが大切です。

とくに吹き抜けの間取りで大きな窓を取り入れた場合、台風などで窓が汚れてきれいにしようと思っても自分では手が届かないので、清掃業者に依頼しなければなりませんが、費用がかかるだけでなく、来るまでの間汚れが気になって仕方ないということも考えられます。

おしゃれな注文住宅を建てる際には、おしゃれさとメンテナンス面の両面から考えるようにしましょう。

6.まとめ

当記事では、おしゃれな注文住宅を建てるためのポイントについて解説しました。

最後にポイントを振り返ってみましょう。

外観がおしゃれな注文住宅を建てるためのポイントは以下の通りです。

外観がおしゃれな注文住宅を建てるためのポイント5つ

内観がおしゃれな注文住宅を建てるためのポイントは以下の通りです。

内観がおしゃれな注文住宅を建てるためのポイント6つ

当記事の内容を参考に、外観・内観ともにおしゃれで満足できる家づくりができることを願っています。

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