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【実例付き】平屋の注文住宅のメリットとおすすめな人を解説!

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【実例付き】平屋の注文住宅のメリットとおすすめな人を解説!

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【実例付き】平屋の注文住宅のメリットとおすすめな人を解説!

「平屋の注文住宅ってどんなものがあるの?」

「平屋の注文住宅は2階建てと比べてどんなメリットやデメリットがあるの?」

そうお思いではありませんか?平屋は2階がない分、設計の自由度が高いことが魅力です。

例えば、リビングから縁側、庭に続く間取りや、天窓や大きい窓を備えた開放的な間取り、L字型やコの字型の住宅など、できることがたくさんあります。

そして、みんなが同じ階にいるので家族とのコミュニケーションの取りやすさや移動のしやすさ、庭と一体化した開放感など、平屋でしか得られない暮らしがあり、平屋の注文住宅に憧れる人は多くいるのです。

一方、平屋は2階建てと同じ延べ床面積を必要とする場合、より広い土地が必要となります。さらに、基礎や屋根部分が広くなるため、2階建てよりも価格が1〜2割程度高くなることが多いです。

このように、憧れる人が多いものの平屋にはメリットとデメリットがあり、それにより向いている方も違います。

そこで、事前に平屋のメリットとデメリット、2階建てとの違い、自分に向いているかどうかを把握し、自分が平屋の注文住宅を建てられるかどうかを判断していくことが必要です。

この記事のポイント

  • 平屋の実例を見てイメージを固められる
  • 平屋のメリットとデメリットを知ることができる
  • 平屋と2階建ての違いを理解できる
  • 自分に平屋が向いているかどうかを知ることができる

この記事を最後までお読みになれば、平屋のイメージを固めながら自分が平屋の注文住宅を建てることに向いているのかを知ることができるでしょう。

この記事があなたのお役に立てれば幸いです。

1.平屋の注文住宅の実例7選

「平屋の注文住宅って、どんなものがあるんだろう」

そう考えていませんか?何となく平屋への憧れがあるものの、具体的な間取りや外観などの全体像がつかみきれていない人も多いと思います。

そこで、まずは平屋の具体的なイメージを固めるために、素敵な実例を7選ご紹介していきます。気に入ったものがあれば、ぜひチェックしてくださいね。

1-1.ペットと一緒に暮らすことを考えた開放感あふれる造り

ペットと一緒に暮らすことを考えた開放感あふれる造り

出典:セキスイハイム東海

こちらは、大好きな犬と一緒に暮らすことを最優先に考えられた平屋です。各部屋をひと続きに設計できる平屋ならではの造りを活かし、リビング、ワンちゃん部屋、寝室を横並びに配置して犬と人が伸び伸びと生活できるようにしています。

大好きな犬と一緒に暮らすことを最優先に考えられた平屋

出典:セキスイハイム東海

 また、窓を大きく取れるのも平屋ならではの魅力です。写真のお宅は窓が大きく光がたっぷり入り込む設計で、天井高は2メートル50センチと開放感抜群。外のデッキとフラットにつながる犬用通路を設けていて、犬が自由に出入りできます。明るく開放的で移動がしやすい平屋住宅なら、人間はもちろんペットもストレスなく暮らせそうですね。

チェックポイント

  • 平屋ならではの各部屋ひと続きの間取り
  • 天井を高く設計しているので窓が大きく家の中に光がたっぷり入る
  • 外のデッキからフラットにつながり、庭と一体化した造り

1-2.勾配天井を活用しておしゃれで個性的な平屋を実現

勾配天井を活用しておしゃれで個性的な平屋を実現

出典:一条工務店

一目見たら心を奪われるおしゃれな外観は、平屋ならではの勾配天井を活用して個性的に設計されています。こちらは、高さのある勾配天井で空間に広がりを持たせ、随所に窓を設置し採光に工夫を凝らしている例です。

勾配天井を活用しておしゃれで個性的な平屋を実現写真

出典:一条工務店

 平屋は2階がない分、光の取り方を工夫することが必要です。そこでこの写真のお宅のように、キッチンの奥にも三連の窓を備えて光を取り込むようにすると、家全体が明るくなります。

 明るいキッチンで料理を楽しむのはもちろん、キッチンカウンターでパソコン作業や読書をしても集中できる設計です。

チェックポイント

  • 天井を高く、勾配天井にして広がりと開放感を演出
  • 随所に窓を設置して採光を工夫

1-3.高い吹き抜けと中庭の魅力を最大限に活かした開放感あふれる癒しの住宅

高い吹き抜けと中庭の魅力を最大限に活かした開放感あふれる癒しの住宅

出典:ダイワハウス

天井を高く設計できる平屋の魅力を活かし、ダイニングに高い吹き抜けを設えた例です。吹き抜けの窓からたっぷりと光が注ぎ込まれるほか、大きく設計された部屋の窓からも採光がとれ、光に包まれた明るい空間を実現しています。

高い吹き抜けと中庭の魅力を最大限に活かした開放感あふれる癒しの住宅写真

出典:ダイワハウス

 さらに、中庭を幅広く活用できるのも平屋の魅力です。中庭を囲むように各部屋を配置すると、すべての部屋に光が入るようにできます。

 この写真のお宅は中庭を囲む回廊式の間取りに設計されていて、中庭から差し込むたっぷりの自然光を浴びながら廊下を歩くことができます。小さな子どもやお年寄りなら、この中庭を囲んだ回廊を歩くだけで良い気分転換になるでしょう。

チェックポイント

  • 高い吹き抜けと大きな窓からたっぷり光を取り込む
  • 中庭を囲む回廊で日々の暮らしに楽しさと癒しを手に入れる

1-4.中庭があるコの字型の間取りで伸び伸び子育て

中庭があるコの字型の間取りで伸び伸び子育て

出典:子育て安心住宅

建物の形を自由に設計できるのは平屋ならではのメリットです。こちらの写真のお宅は、中庭を挟むようにコの字型に設計しました。

建物に挟まれた中庭は道路からの視線が気にならないため、プライバシーに配慮された造りだと言えます。自由に家庭菜園を楽しみ、気兼ねなく子どもたちを遊ばせられるのが魅力です。

中庭があるコの字型の間取りで伸び伸び子育て写真

出典:子育て安心住宅

 ウッドデッキに続くリビングは、勾配天井にして広がりを持たせています。さらに大きい窓から中庭を覗くことができ、開放感たっぷりの間取りです。

チェックポイント

  • コの字型の中にある中庭で子どもが伸び伸びと遊べる
  • ウッドデッキに続くリビングの天井を勾配天井にして開放感をプラス

1-5.シンプルな動線で快適なバリアフリー住宅

シンプルな動線で快適なバリアフリー住宅

出典:ダイワハウス

平屋はバリアフリー設計が得意です。そもそも階段がないことはもちろん、ひと続きの間取りにできることや、部屋の仕切りを省いたり部屋の開口部を広く設計できるからです。この住宅は外構にもスロープを設け、車椅子でもストレスなく家の出入りができます。

シンプルな動線で快適なバリアフリー住宅写真

出典:ダイワハウス

 玄関からも段差はなく、開口部が広く取られていて車椅子の旋回も苦になりません。介助者がサポートする際も、これだけゆとりがある造りだとスムーズにいくでしょう。

シンプルな動線で快適なバリアフリー住宅写真

出典:ダイワハウス

 また、自由な間取りに設計できる平屋の魅力を活かし、リビングからすべての部屋に行ける造りになっています。身体が不自由になると移動距離は短いにこしたことはありませんので、生活範囲がまとまっている平屋の間取りはとても重宝されるでしょう。

チェックポイント

  • 平屋はバリアフリー設計が得意
  • 自由な間取りが可能なため、各部屋をまとめられる
  • 2階建てと比べて柱や壁の制限が少ないため空間や入り口を広く設計できる

1-6.開放感のある大きな窓を連ねて庭を見ながら暮らせる家

開放感のある大きな窓を連ねて庭を見ながら暮らせる家

出典:住友林業の家

「庭を見ながら暮らしたい」というご夫婦が設計された別荘のようなお宅です。各部屋の窓が庭に面し、大きな窓からいつでも庭の景色を見渡せます。キッチンとダイニングを横並びに配置しているため、キッチンに立つと正面には庭の景色が広がり、リラックスしながら料理ができるでしょう。

開放感のある大きな窓を連ねて庭を見ながら暮らせる家写真

出典:住友林業の家

 窓は大きくスッキリと設計され、外との一体感が感じられます。2階がなく構造上の制限が少ない平屋だからこそ叶えられる、極上の癒し空間です。

チェックポイント

  • 各部屋から庭が見える間取り
  • 窓は大きく設え、窓周りはスッキリとさせることで、庭との一体感を実現

1-7.屋上にリビングを付けてプライベートなアウトドア空間を

屋上にリビングを付けてプライベートなアウトドア空間を

出典:桧家住宅

平屋の屋上にリビングを設計すれば、プライベートなアウトドア空間が出来上がります。屋根の面積が広い平屋だからこそできる特徴だと言えるでしょう。

屋上のリビングは一般的な庭とは違い、車の排気ガスや通行人からの視線を気にすることがありません。ノンストレスでBBQなどを楽しめる上、「家の上」という非日常感が特別な空間を演出します。

屋上にリビングを付けてプライベートなアウトドア空間を写真

出典:桧家住宅

もちろん、建物の中も天井高の開放的な空間にできるのが平屋の魅力です。このお宅の場合は高い天井に加えて勾配天井で伸びやかな空間を造り、リラックスできる癒しのリビングを実現しました。

チェックポイント

  • 平屋の広い屋根を活かして屋上にリビングを設置
  • 高さのある天井に勾配を付けて開放感をアップ

2.平屋の注文住宅に住むメリット9つ

平屋の注文住宅に住むメリット9つ

平屋は上に2階がない分柱の数や壁の位置などの構造上の制限が少なく、自由な設計が可能です。それが注文住宅となると、さらに自分好みの設計を実現できるという魅力があります。

つまり、平屋の注文住宅は、間取りやデザイン、暮らし方において、2階建てにはないメリットがあるということです。具体的には9つのメリットがあり、

  • 階段や段差がないバリアフリー設計
  • 大きな窓からの採光を採れる
  • 天井を高く設計できる
  • 効率の良い動線を作れる
  • 掃除が楽になる
  • 家族とのコミュニケーションがとりやすい
  • 地震や台風に強い
  • 屋根が広いので太陽光発電の恩恵を最大限に活かせる
  • 維持費のうち外壁塗装費用を抑えられる

という点です。それぞれをさらに詳しく説明していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

2-1.階段や段差がないバリアフリー設計

階段や段差がないバリアフリー設計

出典:甲静ハウジング

平屋の注文住宅のメリットとして代表的なのが、バリアフリー設計にできることです。平屋は2階がない分構造上の制限が少ないため、この写真のように段差のないワンフロアで動きやすい間取りにすることができます。

さらに平屋には階段がないので、お年寄りや小さい子どもがいても転落や怪我の心配がなく、安心して生活できるでしょう。

今現在家族にお年寄りや小さい子どもがいなくても、バリアフリーにしておくことで老後も安心です。身体が不自由になったり車椅子生活を余儀なくされても、平屋なら家の中を自分一人で行動できることが多く「家族に迷惑をかけてしまう」といった精神的負担が少なくなります。

【平屋の注文住宅をバリアフリーにする際に押さえておきたいポイント】

平屋の注文住宅でバリアフリーにするなら、より快適にするために押さえておきたいポイントが5つあります。

具体的には、

  • 玄関を広くする
  • トイレを広くする
  • お風呂を広くする
  • 廊下は広く、短く
  • 随所に手すりを付ける

という5点です。

身体が不自由だったり車椅子を利用している場合は、ただ段差をなくしただけではまだ使いにくさが残ってしまいます。そこで、


玄関は靴の脱ぎ履きがしやすいように広く

座ったり立ったりするトイレやお風呂は介助者が入ることも想定した広さに

廊下はできるだけ短く、車椅子が無理なく旋回できるスペースを確保する

身体を起こしたり支えたりするための手すりを随所に付ける


といったポイントを押さえて、より居心地の良い平屋の注文住宅を完成させましょう。

2-2.大きな窓からの採光を採れる

大きな窓からの採光を採れる

出典:積水ハウス

平屋の注文住宅は、この写真のように大きな窓を設置して外と一体化したような開放的な空間を演出できます。上の階の重みを受けないので柱を少なくするなど、設計の自由度が高いからです。

先ほどご紹介した実例集でも大きな窓の平屋が多かったように、「おしゃれな平屋の注文住宅」というと、まず窓が大きいのが特徴だと言っても過言ではありません。

大きい窓や天窓があることで、家の中にたっぷりの光を取り込めます。開放感はもちろん、何より明るさが抜群。人工的な灯りではなく自然の光を家の中でもたっぷり浴びれることで、毎日リフレッシュでき心身ともに健康でいられるでしょう。

2-3.天井を高く設計できる

天井を高く設計できる

出典:宮下工務店

平屋の注文住宅には2階がないため天井の高さに制限がありません。そのため、この写真のように天井を高く設計することで開放感たっぷりでワンランク上のセンスある空間を実現できます。

例えば、海外の別荘のように天井にファンを設置したり、欧風インテリアとしてシャンデリアを付けるのもおしゃれですね。

天井が高い分壁を広くとれるので、プロジェクターを映し出す場所として活用するのもおすすめです。

お子さまがいる場合は、天井の梁を利用してハンモックを吊るしたり、壁にボルダリングのボードを貼り付けても喜ばれます。

2-4.効率の良い動線を作れる

効率の良い動線を作れる

出典:福工房

柱の数や壁の位置などに制限がない平屋の注文住宅は間取りの自由度が高く、効率が良い動線を作れます。例えばこの写真のように、キッチンからリビング、書斎、土間までを見渡せる間取りができるのです。

ほかにも平屋ならではの動線として、家の中をコンパクトに周回できる設計があります。具体的には、家の中央にファミリークローゼットを設けて、それを一周するようにリビングやキッチン、浴室、個室などを配置する設計です。

平屋の間取りは家の中のどこにいてもすぐに行きたい場所に行けるので、老若男女問わず暮らしやすい動線になるでしょう。

2-5.掃除が楽になる

掃除が楽になる

出典:積水ハウス

先ほどお話したように平屋の注文住宅の移動が楽だということは、掃除も楽になるということです。この写真のように、キッチンと寝室、サニタリーがコンパクトにまとまっていると掃除機をかける距離や移動範囲が短くなります。料理中など、隙間時間を利用して掃除することも可能です。

ほかにも、凸凹のある階段や1階と2階の上り下りがないため、掃除の身体的負担を軽減できます。最近主流になりつつあるお掃除ロボットも平屋だと一気に家中を掃除することができますので、デジタル家電の恩恵も得やすいでしょう。

2-6.家族とのコミュニケーションがとりやすい

家族みんなが同じフロアで生活することができる平屋の注文住宅は、家族同士のコミュニケーションが取りやすいというメリットがあります。

平屋の注文住宅では生活の中心になるリビングを核にする間取りが多いため、家族が顔を合わせる機会が多く、会話が増えるだけでなくそれぞれの行動を把握しやすくなります。

子どもが小さいうちは気にならないのですが、思春期に差し掛かるとよくあるのが、リビングを通らず自分の部屋にこもってしまうことです。家族と会話をしなくなると知らぬうちにストレスが溜まり孤独感を生んでしまう原因になりかねません。

平屋の注文住宅の場合は、いつも家族の存在を感じていられる間取りとなる場合が多いので、子どもも大人ものびのびと暮らすことができるでしょう。

2-7.地震や台風に強い

一般的に、階数が高いほど地震や台風の被害を受けやすいとされています。そのため、平屋の場合は地震や台風の被害を大きく受けにくく、安全面を気にする人にとっては大きなメリットだと言えるでしょう。

特に日本は地震大国で、いつ大きな地震が来るかは想定できません。九州や沖縄、四国など、地域によっては台風の被害を大きく受けてしまう場所もあるでしょう。

これから先の人生を長くともにする住まいですから、できるだけ安全面は高い方が安心です。

2-8.屋根が広いので太陽光発電の恩恵を最大限に活かせる

屋根が広いので太陽光発電の恩恵を最大限に活かせる

出典:桧家住宅

太陽光発電のパネルは、面積が大きいほど発電量を増やせます。平屋の注文住宅の場合は屋根が広いので、この写真のように屋根一面に太陽光発電のパネルを設置できるのです。

太陽光パネルで発電した電力は、自宅で使用することはもちろん、電力会社に売電することもできます。電気を売ることで、電気代の収支を良くすることができるので、家計にとって優しいシステムです。

さらに蓄電池も合わせて設置すれば自家発電が可能になり、災害時に停電になった場合でも安心です。

2-9.維持費のうち外壁塗装費用を抑えられる

平屋の注文住宅は、住宅の維持費のうち外壁塗装費用を抑えやすい傾向にあります。なぜなら、平屋は2階建てよりも外壁の面積が小さいからです。

もう少し具体的に説明すると、

  • 外壁の面積が小さいため使用する材料が少なくなる
  • 2階まで足場を組む必要がない
  • 作業日数や作業人員を最小限にできるので人件費も抑えられる

という3つの理由により、外壁塗装費用を抑えることができます。

外壁塗装費用は修繕費のうち最も大きな割合を占める部分です。そのため、外壁塗装費用を抑えられれば必然的に修繕費用も抑えられ、維持費全体のコストカットにつながります。

3.平屋の注文住宅に住むデメリット6つ

平屋の注文住宅に住むデメリット6つ

先ほどは平屋の注文住宅に住むメリットをお話しましたが、一方でデメリットもあります。

平屋の注文住宅に住むデメリットは6つあり、

  • 広い土地が必要
  • 同じ延べ床面積な2階建ての1〜2割増し
  • 各部屋が近いのでプライバシーの確保が難しい
  • 防犯面への不安
  • 周辺環境によっては日当たりや風通しが悪くなってしまう
  • 水害に弱い

という点です。メリットだけでなくデメリットもしっかり把握しておくことで、平屋の注文住宅の魅力を本当の意味で理解できることに繋がります。

それでは詳しく説明していきましょう。

3-1.平屋の注文住宅を建てるには広い土地が必要

平屋の注文住宅を建てるには、広い土地が必要です。とは言っても、注文住宅ですからコストを抑えようと思えば狭い土地でも建てることが不可能ではありませんが、2階建てと同じくらいの部屋数やゆとりが欲しいのであれば、当然土地は広くないといけません。

具体的にどのくらいの広さが必要かと言うと、平均的には

3LDKなら延べ床面積で必要になるのは20〜30坪

4LDKの場合は30坪以上

が目安となります。さらにそれぞれに駐車場や庭を足した分の広さが必要になるでしょう。

ただし、

「家の中が広ければ良いから土地は家の広さはギリギリにして出費を抑えよう」

という考えは実現できません。

なぜなら、住宅を建てる際には法律で敷地に対する「建ぺい率」というのが決まっていて、その範囲内でしか建物を建てられないのです。つまり、敷地全部を建物に使うことができないということです。

この「建ぺい率」という言葉について、聞き慣れない人もいるかと思いますので分かりやすく説明すると、

敷地面積に対する建築面積のこと

になります。

もう少し具体的に言うと、例えば建ぺい率が50%だとすると、建物を建てる場合は敷地面積の50%しか使えないということになります。

自分が希望する平屋の注文住宅を建てるためにはどのくらいの広さの土地が必要かを把握するためにも、住みたいエリアの建ぺい率を調べておくことが必要です。建ぺい率は地域によって異なるので、市役所に聞いてみると良いでしょう。

3-2.同じ延べ床面積なら2階建てより高くなる

「平屋の注文住宅は高い」と聞いたことがありませんか?その通りで、同じ延べ床面積なら平屋の注文住宅は2階建てと比べて高くなることが多いです。

その理由は2つあり、

  • 土地の価格が高い
  • 屋根と基礎工事の施工面積が広くなるので建築費用が高い

という点です。それぞれについて詳しく説明していきましょう。

3-2-1.土地の価格が高い

先ほどもお話した通り、平屋の注文住宅を建てるには十分な広さの土地が必要です。2階建てと同じ延べ床面積で居住スペースを確保するとなると、土地の広さは単純に2階建ての2倍必要になることは想像がつくでしょう。

土地の価格は地域によりますが、例えば東京都心や都心に近い場所なら坪単価340万円、30坪で1億円を超える場所もあります。

このように、場所によっては土地の価格がかなり高くなるので、住宅を建てる土地の広さが必要な場合はデメリットになるでしょう。

3-2-2.屋根と基礎工事の施工面積が広くなるので建築費用が高い

平屋の注文住宅はワンフロアで広くなる分、それに比例して屋根と基礎工事の施工面積も大きくなります。単純に考えれば、こちらも土地の広さと同じように2階建ての2倍程度になります。

施工面積が広くなるということは工事日数が長くなるので、材料費だけでなく人件費もかかるということになります。L字型やコの字型の外観、こだわったデザインで複雑な設計の場合は、さらに建築費用が高くなるでしょう。

3-3.各部屋が近いのでプライバシーの確保が難しい

平屋の注文住宅はワンフロアである分、各部屋が近い設計になってしまいます。そのため、どうしてもプライバシーが守られにくいというデメリットがあります。

自分の部屋にいてもリビングのテレビの音や会話の声が聞こえる可能性がありますし、その逆もあります。人の出入りや気配も感じやすいでしょう。

さらに、開放感を出すために壁や仕切りを設けていない場合はよりプライバシーの確保が難しく、家族が多い人や思春期の子どもがいる家庭にとってはデメリットが大きくなります。

3-4.防犯面への不安

おしゃれな見た目にしようと、窓を大きく、数を増やして設計して開放感を出したり、勝手口を増やして庭との行き来をしやすくするなど、素敵なデザインで平屋の注文住宅を作ったとしても、それがセキュリティ上のデメリットになる場合があります。自分たちが出入りしやすいということは、招かれざる客も出入りしやすいということだからです。

さらに、リビングが人や車の通行量が多い道路に面していたりすると、フェンスなどで上手に目隠しをしていないと家の中が人目につきやすくなってしまいます。

ただでさえ平屋の注文住宅は土地が広く目立つため、あまり無防備にデザイン性だけを追い求めると安全性を損なってしまう可能性もあるのです。

3-5.周辺環境によっては日当たりや風通しが悪くなってしまう

平屋の注文住宅の場合、周辺の環境によっては採光や通風が悪くなってしまいます。もう少し具体的に言うと、周囲に2階建ての住宅やマンション、ビルなど高さのある建物が建っている場合は光や風が入りづらくなってしまうということです。

「憧れの平屋の注文住宅だ!」と張り切って間取りやデザインにこだわったとしても、日中から暗く通気性が悪くカビ臭い家になってしまっては泣くに泣けませんよね。

このように、周辺の環境に住環境が左右される点が、平屋の注文住宅のデメリットだと言えます。

3-6.水害を受けた際に逃げ場がない

平屋の注文住宅は1階しかありませんので、浸水や洪水被害を受けた際の逃げ場がありません。2階建てや3階建てなら上階に逃げれば良いのですが、平屋の場合はそれが不可能です。

水害はいつ起こるか分かりませんので、少しでも安全性を確保したいのであれば、平屋を建てる場所を慎重に選ぶことが重要です。

例えば、購入する土地はハザードマップを確認する、地盤や基礎を高くする、水害のリスクがない場所に家を建てるなど、十分な対策をしておきましょう。

4.平屋の注文住宅と2階建て住宅の違いを比較

平屋の注文住宅と2階建て住宅の違いを比較

ここまで平屋の注文住宅のメリットとデメリットをお伝えしました。「平屋の注文住宅って素敵!マイホームは平屋の注文住宅にしようかな」と平屋の注文住宅に魅力を感じている人も多いのではないでしょうか。

とはいえ、まだ2階建て住宅とどちらにしようか迷っている人もいるでしょう。そこで次は、平屋の注文住宅と2階建て住宅との違いを説明していきます。

平屋の注文住宅と2階建て住宅の大きな違いは

  • 設計の自由度
  • 安全面
  • 税金面

の3つのポイントで整理することができます。

平屋の注文住宅と2階建て住宅の違いを知ることで、自分にはどちらが向いているかを判断することができます。それぞれのポイントでの違いを詳しく説明していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

4-1.建築するタイミングでの違いは土地の広さや設計の自由度

平屋の注文住宅と2階建て住宅は、建築する段階から違いがあります。その違いとは主に2つで、

  • 必要な土地の広さ
  • 設計の自由度

といった点です。それぞれについてもう少し詳しく説明していきますね。

4-1-1.平屋の注文住宅の土地は広さと場所ありき、2階建てはどこでも建築可

何度もお伝えしている通り、平屋の注文住宅は広い土地がなければ建築できません。そして、広さだけでなく周辺の環境も非常に大切です。

例えば、周りがマンションやビルに囲まれている、2階建て住宅が多い、水害リスクが高い、大きな道路に面しているといった場所は平屋の注文住宅を建てる場所としては適しません。

そのような土地に建てるとなると、採光や通風、防災、プライバシー保護のための工夫を施す必要があり、建築費が跳ね上がるでしょう。

一方、2階建て住宅は場所や広さを選びません。住みたい場所に売地があれば、深いことを考えずに購入することができます。戸建て住宅の平均的な土地の広さは30〜40坪程度ですが、もし10坪くらいの狭小な土地でも、3階建て、4階建てにすることで建築が可能です。

4-1-2.平屋は自由度が高い、2階建ては間取りに制限がある場合も

設計に関しては、平屋の注文住宅の方が自由度が高くなります。その理由は、平屋の注文住宅は上部に階がないため、柱の本数や壁の場所、階段の位置などを気にすることがないからです。

そのため、建物の中央にファミリークローゼットを配置したり、高い天井で壁を広く使ったり、リビングや和室、個室の仕切りをなくして開放感あふれる自由な間取りにするなど、かなり自由な空間を実現できます。

一方2階建て住宅は、1階と2階の兼ね合いで柱の位置や本数、天井の高さなどに制限があります。例えば柱に関して言うと、建築基準法により在来工法で2階建て以上の家を建てる時は通し柱が必要だとされています。

通し柱は1階から軒までを通す継ぎ目のない木柱のことで、耐震性を強化するために必要なものです。省くことはできないので、個性的な間取りにした場合に邪魔になってしまう可能性が高くなります。

4-2.防災と防犯面での違い

平屋と2階建て住宅では、住んだ後の安全面にも違いがあります。もう少し具体的に言うと、

  • 平屋は地震や台風に強く、2階建て住宅は水害に強い
  • 窓が大きく開放的な平屋は防犯面で弱く、2階建ては防犯対策がしやすい

という点です。もう少し詳しく説明していきましょう。

4-2-1.平屋は地震や台風に強く、2階建て住宅は水害に強い

平屋は高さが低いので、地震や台風の被害を受けにくいです。その反面、2階建て以上の住宅になると、地震の際に強い揺れを感じたり倒壊する恐れもあります。台風の際は、強風による被害も考慮しておかなければなりません。

一方、平屋は水害に弱く、床上浸水の場合は家全体が水浸しになってしまいます。2階建てなら2階に逃げることができますし、家の設備や物が全て水を被ることはありません。

それぞれの防災面のデメリットは、事前にハザードマップの確認や構造・工法での対策を施すことが必要です。

4-2-2.窓が大きく開放的な平屋は防犯面で弱く、2階建ては防犯対策がしやすい

空き巣にもっとも狙われやすいのが、大きな窓をたくさん備えていて1階から侵入しやすい平屋です。

2階建て住宅の場合は、通帳や貴重品を2階に保管したり、ベランダを付けないといった工夫で防犯対策を高めることができます。

平屋の場合は2階がないので、敷地に工夫を施すことが必要です。例えば、庭に砂利を強いたり、防犯カメラを設置するなどの対策を講じましょう。

4-3.税金は平屋の注文住宅の方が高くなる

避けて通れない税金の問題は、平屋の注文住宅と2階建て住宅を比べた場合、平屋の注文住宅の方が高くなることが多いです。

家にかかる税金とは何かと言うと、家を購入した際の登録免許税や不動産取得税、毎年払う固定資産税になります。その中で、平屋と2階建てで違いが出てくるのは、「固定資産税」です。

固定資産税は何で評価されているのかと言うと、

土地と建物の総額

です。そのため、同じ延べ床面積であれば、土地が広く価格が高い平屋の注文住宅の方が固定資産税が高くなるという訳です。

もし、建築面積(1階部分の面積)が同じ平屋の注文住宅と2階建て住宅を比較した場合は、資材を多く使っている2階建ての方が固定資産税が高くなります。

5.平屋の注文住宅がおすすめな人、おすすめではない人

平屋の注文住宅がおすすめな人、おすすめではない人

ここまでのお話で、平屋にしかない魅力をたっぷり感じている人も多いのではないでしょうか。

次に、「平屋の注文住宅にしたいけど、自分は平屋の注文住宅が向いているのか分からない」とお考えの人のために、平屋の注文住宅を建てるのにおすすめな人、おすすめではない人を解説していきましょう。

平屋の注文住宅を建てるのにおすすめな人は

  • 広い土地がある人、買える人
  • 予算に余裕がある人
  • シニアの2人暮らし
  • 高齢者と同居

です。

一方、平屋の注文住宅を建てるのにおすすめではない人は

  • 予算に限りがある
  • 広い土地が見つからなそう
  • 家族が増えるかもしれない(若い2人暮らし)
  • 家族が多い(思春期・成長期の子どもが数人いる)

となります。それぞれについて詳しく説明していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

5-1.平屋の注文住宅を建てるのがおすすめな人

平屋の注文住宅を建てるのがおすすめなのは、次の4つのタイプの人です。

  1. 広い土地がある人、買える人
  2. 予算に余裕がある人
  3. シニア2人暮らし
  4. 高齢者と同居

それぞれの理由について、さらに詳しく説明していきます。

5-1-1.広い土地がある人、買える人

何度もお話していますが、平屋の注文住宅は広い土地がなければ十分な広さの住宅を建てることができません。そのため、すでに広い土地を持っている人や広い土地を購入できる人は、平屋の注文住宅を建てることがおすすめです。

5-1-2.予算に余裕がある人

平屋の注文住宅は、マイホーム資金に余裕がある人におすすめです。

平屋の注文住宅を建てるとなると。先ほどお話した広い土地の価格はもちろん、建築費用も高くなります。2階建てと比べて基礎や屋根の施工面積が広いことや、住宅を建てる場所によっては採光や通風、フェンスの設置など、工夫が必要になるからです。

もちろん、注文住宅ですから、コストカットを工夫すれば建築費用を抑えた住宅を建てることも可能です。しかし、そうなると平屋の場合は、居住部分がかなり狭くなり平屋の注文住宅の魅力が感じられません。

「夫婦2人の収入があるから予算はあまり気にしない」

「親からの援助があるから予算は余裕がある」

などという人なら、平屋の注文住宅でしか味わえない自由で開放的な暮らしを楽しめるでしょう。

5-1-3.子どもが巣立ったシニアの2人暮らし

すでに子どもが巣立ち、夫婦2人暮らしをしている場合は、平屋の注文住宅を建てるのがおすすめです。

2人暮らしなら部屋の数が少なくても十分ゆとりを持って暮らせるので、建築面積はそれほど大きくなくても良いでしょう。つまり、それほど広い土地でなくても平屋の注文住宅の暮らしを満喫できるということです。

そして、平屋の注文住宅をバリアフリーに設計すれば、老後も安心です。平屋の注文住宅は、これから家を建てるシニアの2人暮らしにピッタリだと言えます。

5-1-4.高齢者と同居している場合

先ほども少しお話したように、平屋の注文住宅はバリアフリー設計に向いています。家族に高齢者や身体の不自由な人がいる場合、これから家を建てるなら平屋の注文住宅にするのがおすすめです。

平屋の注文住宅はそもそも階段がありませんし、バリアフリー設計にしていれば段差でつまづいて怪我をすることもありません。

若くて健康な時は自分で動けることが当たり前ですが、高齢になり思うように身体が動かなくなるのは想像以上のストレスです。

それに加えて介助をしてもらうことを申し訳なく感じてしまう方も多いため、バリアフリー設計にして「自分で動くことを手助けする」平屋の家づくりは、高齢者の心身の健康をサポートする家づくりだと言えます。

5-2.平屋の注文住宅がおすすめではない人

平屋の注文住宅がおすすめな人を説明しましたので、次は平屋の注文住宅がおすすめではない人を説明していきましょう。

平屋の注文住宅がおすすめではない人は、次の4つのタイプです。

  1. 住宅購入の費用をできるだけ抑えたい人
  2. 広く開けている土地を見つけるのが難しい
  3. 新婚でこれから家族が増える計画がある
  4. すでに家族が多く、思春期の子どもが数人いる

こちらについても、それぞれの理由について詳しく説明していきましょう。

5-2-1.住宅購入の費用をできるだけ抑えたい人

住宅購入の費用をできるだけ抑えたい人には、平屋の注文住宅はおすすめではありません。

予算が低くても、平屋の注文住宅が建てられないわけではありませんが、広い土地でこだわりのあるデザイン、間取りの方が平屋の注文住宅の魅力を満喫できるからです。

「マイホームにあまりお金を出したくない」

と考えている場合は、狭い土地でも建築できる2階建てにするか、注文住宅ではなく建売にすることも検討してみると良いでしょう。

5-2-2.広く開けている土地を見つけるのが難しい

平屋の注文住宅は、土地ありきでその魅力を発揮します。そのため、平屋の注文住宅に適している土地が見つからないのに、無理に平屋の注文住宅を建てるのはおすすめではありません

平屋の注文住宅に適している土地とは、

必要な建物の広さよりも十分に広い土地

周囲に光や風の通り道を遮る高さのあるビルやマンションがない土地

です。

「平屋の注文住宅を建てるために、何年かかっても良いから希望の土地を探す」

というように土地探しに時間のゆとりがある場合は良いですが、できるだけ早くマイホームを手に入れたい人で平屋の注文住宅に適した土地探しに難航しそうな場合は、平屋の注文住宅以外のマイホームの形を探した方が良いでしょう。

5-2-3.新婚でこれから家族が増える計画がある

これから家族が増える計画がある場合、将来必要な部屋数も増える可能性があるため、平屋の注文住宅はおすすめではありません。

資金に余裕があってあらゆる可能性に対応できる部屋数を設計できる場合は良いのですが、そうなると土地の広さや建築面積がかなり大きくなってしまいます。

増えるか増えないか、増えるとしたら何人なのか、家族の増加は予想することが難しいので、子育てが少し落ち着いてからの方がおすすめだと言えるでしょう。

5-2-4.家族が多く、思春期の子どもが数人いる

居住する人数が多い場合や、思春期の子どもが数人いる場合も平屋の注文住宅はおすすめではありません。住む人が多いと必要な部屋数が増えることと、プライバシーの確保が難しくなる平屋の注文住宅では思春期の子どものメンタル面のサポートが難しくなるからです。

もちろん、資金に余裕があり、十分な面積を建築できる広い土地があるのであれば問題ないでしょう。

6.理想の平屋の注文住宅を建てるためのポイント2つ

理想の平屋の注文住宅を建てるためのポイント2つ

ここまでお読みになり、

「平屋の注文住宅を建てたい!」とワクワクしている人

「大きな窓を何連にも設えた開放的なリビングが良いな」とすでに具体的なイメージがわいている人

さまざまな人がいるのではないでしょうか。

そこで、あなたの理想の平屋の注文住宅を建てるためのポイントをお伝えします。具体的には2つあり、

  • 運命を左右するのは土地探し
  • 平屋のプロがいる工務店に依頼する

という点です。せっかく平屋の注文住宅を建てるなら、その魅力を十分に堪能できる家づくりにしたいですよね。これからご紹介する2つのポイントをぜひ参考にしてみてください。

6-1.運命を左右するのは土地探し

理想の平屋の注文住宅の運命を握るのは、「土地探し」です。平屋の注文住宅の代表的な魅力である、

広い庭と一体化した開放的な暮らし

大きな窓と天窓からたっぷり光が入り込む明るいリビング

爽やかな風が通り抜ける心地よい家

といったポイントは、

十分な面積を建築できる広い土地

周囲に高さのある建物がなく開けている場所

交通量の多い幹線道路などが近くにない

という土地の特徴ありきで実現するものだからです。

よく言われるのが、「建物は変えられるが土地は変えられない」ということです。建物の中身は変えられても環境は変えられないので、慎重に土地選びを進めることがポイントです。

土地探しについてもっと詳しく知りたい人は、注文住宅の土地探しの方法やポイントを詳しく解説している「注文住宅の土地探し|いつ・どんな方法で探す?便利なチェックシート付き」を参考にしてみてください。

6-2.平屋のプロがいる工務店に依頼する

「ここに住みたい!」という土地に出会えたら、次にすることは平屋のプロを見つけることです。「餅は餅屋」というように、理想の平屋の注文住宅を建てたいなら平屋のプロにお願いするのが一番です。

あなたの理想とは何ですか?

  • 平屋ならではの勾配屋根でおしゃれな外観
  • 大きな窓が何連にもなっている広いリビング
  • 中庭を囲んだL字型の平屋の注文住宅
  • 高い天井に天窓がついた別荘のような家

理想や憧れを挙げればキリがないですよね。平屋のプロなら、あなたの理想を設計して実現できます。何棟も建ててきた経験豊富な実績と培ってきたセンスで、想像以上の平屋の注文住宅を提案してくれることでしょう。

理想を実現したいのなら、平屋のプロに依頼することがポイントです。

7.まとめ

いかがでしたか?平屋の注文住宅の実例やメリットデメリット、おすすめな人、理想の平屋の注文住宅を建てるポイントについて解説してきました。

最後にこの記事をまとめると、

◎平屋の注文住宅に住むメリットは9つで、

  • 階段がなくバリアフリー
  • 大きな窓や天窓からの採光を採れる
  • 天井を高くできる
  • 効率の良い動線を作れる
  • 2階に上がらない分家事の負担を軽減
  • 家族とのコミュニケーションがとりやすい
  • 地震や台風に強い
  • 屋根が広いので太陽光発電の恩恵を最大限に活かせる
  • メンテナンス費用を抑えやすい

◎平屋の注文住宅に住むデメリットは6つで

  • 広い土地が必要
  • 同じ延べ床面積な2階建ての1〜2割増し
  • 各部屋が近いのでプライバシーの確保が難しい
  • 防犯面への不安
  • 周辺環境によっては日当たりや風通しが悪くなってしまう
  • 水害に弱い

◎平屋と注文住宅の違いは

  • 建築の自由度
  • 安全面
  • 税金面

です。

◎平屋の注文住宅がおすすめな人は、

  1. 広い土地がある人、買える人
  2. 予算に余裕がある人
  3. シニア2人暮らし(子どもが巣立っている)
  4. 高齢者と同居

◎平屋の注文住宅がおすすめではない人

  1. 住宅購入の費用をできるだけ抑えたい人
  2. 広く開けている土地を見つけるのが難しい
  3. 新婚でこれから家族が増える計画がある
  4. すでに家族が多く、思春期の子どもが数人いる

◎理想の平屋の注文住宅を建てるポイントは、次の2点で

  • 運命を左右するのは土地探し
  • 平屋のプロがいる工務店に依頼する

です。この記事をお読みになって、あなたが平屋の注文住宅の魅力を知り、理想の平屋の注文住宅を建てられることを願っています。

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