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【最新データで分析】注文住宅の予算の目安と詳細額の決め方を解説

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【最新データで分析】注文住宅の予算の目安と詳細額の決め方を解説

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【最新データで分析】注文住宅の予算の目安と詳細額の決め方を解説

「注文住宅の予算はどれくらい必要なの?」

「今考えている予算ではどのような注文住宅を建てられる?」

注文住宅を建てようとしている方は、どのように予算組みをすればよいのかが一番悩むところですよね。

住宅金融支援機構の「フラット35利用者調査」のデータによると、以下のように既に土地を所有している場合は建築費の全国平均額は3,553.6万円、土地とセットで注文住宅を建てる場合の全国平均額の土地取得費と建築費の合計額は4,397.3万円であることが分かります。

所有している土地の有無

全国平均額

あり

建築費3,553.6万円

なし

土地取得費1,436.1万円+建築費2,961.2万円=4,397.3万円

しかし、上記の全国平均額はあくまでも目安なので、実際に注文住宅を建てる際には詳細な予算を設定することが大切です。

そこで、この記事では注文住宅を建てるための予算の目安と詳細額を知るためのポイントを解説します。

本記事のポイント

◎注文住宅建築時の予算目安が分かる

◎建築費の予算別に建てられる注文住宅の特長を解説

◎注文住宅の詳細な予算を決めることの重要性と決めるための3ステップを紹介

上記のポイントを押さえて予算設定をした上で注文住宅を建てると、後悔せず満足できる家づくりができるようになります。

自分にふさわしい注文住宅を建てるために、正しい予算設定について考えてみましょう。

1.最新データからわかる注文住宅の予算の目安

1.最新データからわかる注文住宅の予算の目安

注文住宅の予算は物件によってさまざまで、一概にこうだとは言うことはできません。

住宅面積や建築工法、内装によって予算は大きく異なり、注文住宅だからこそローコスト住宅を選んで建築費を極端に抑えることもできれば、反対に多くの建築費を注ぎ込んでこだわりを尽くした家を建てることも可能だからです。

ただし、住宅金融支援機構の「フラット35利用者調査」の全国平均額や年収倍率のデータをもとに、実際に注文住宅を建てた人がどれくらいの予算で建てているのか目安にすることができます。

ここでは、最新のデータから予算の目安を把握し、一般的な予算のイメージを掴みましょう。

1-1.所有する土地に建てた注文住宅の建築費の全国平均額は3,533.6万円

注文住宅の予算は所有する土地に建てるか、土地と建物をセットで購入するかで大きく異なります。

親からの譲渡や相続などによって既に所有している土地がある場合は土地取得費はかからないので、注文住宅の予算は建築費がメインとなります。

所有する土地がある場合の建築費の全国平均額は、2020年度に集計された住宅金融支援機構のデータによると冒頭でもお伝えした通り3,553.6万円となっています。

所有する土地に注文住宅を建てた場合の全国平均額

土地取得費

0.0万円

建築費

3,553.6万円

敷地面積

315.7㎡

住宅面積

124.4㎡

※住宅金融支援機構「フラット35利用者調査」より作成

所有する土地がある場合では土地取得費が必要ない分、土地を購入し建てる場合と比べて約1.2倍の建築費をかけていることが分かります。

既に所有している土地に注文住宅を建てる方は、「【最新】土地ありで家を建てる費用のエリア別・都道府県別相場を解説」で費用について詳しく紹介しているので参考にしてみましょう。

1-2.土地を購入し建てた注文住宅の土地取得費と建築費の合計全国平均額は4,397.3万円

所有する土地がなく注文住宅と土地をセットで購入する場合は、建築費だけでなく土地取得費も必要となります。

2020年度に集計された住宅金融支援機構のデータによると全国平均額は土地取得費1,436.1万円、建築費2,961.2万円の合計4,397.3万円となっています。

土地を購入し注文住宅を建てた場合の全国平均額

土地取得費

1,436.1万円

建築費

2,961.2万円

建築費と土地取得費の合計額

4,397.3万円

敷地面積

219.1㎡

住宅面積

111.1㎡

※住宅金融支援機構「フラット35利用者調査」より作成

土地を購入し注文住宅を建てる場合は土地取得費と建築費の両方が必要となるので、所有する土地に建てる場合と比べて建築費が少なくなる傾向にあります。

土地を購入し注文住宅を建てる方は、「【最新・エリア別】土地なしで家を建てる費用の相場と内訳を解説!」で費用について詳しく紹介しているので参考にしてみましょう。

1-3.注文住宅の総予算の全国平均額は世帯年収の約6〜7倍

注文住宅にどれくらいお金をかけているのか全国平均額が分かったところで、どんな世帯年収の人がどれくらいのお金をかけて注文住宅を建てているのかが分かると、さらに予算の目安を掴むことができます。

2020年度に集計された住宅金融支援機構のデータによると、所有する土地がある場合は注文住宅の全体予算の年収倍率は6.7倍所有する土地がなく土地とセットで注文住宅を建てる場合の全体予算の年収倍率は7.4倍となっています。

所有する土地の有無

年収倍率(全国平均値)

あり

6.7倍

なし

7.4倍

※住宅金融支援機構「フラット35利用者調査」より作成

多くの人が世帯年収の6~7倍の総予算を組んでいるので、世帯年収が500万円で年収倍率を7倍とするなら、3,500万円まで予算設定できる計算になります。

ただし、実際には世帯人数や頭金に使用できる自己資金額、希望する注文住宅の設計などによって注文住宅の全体予算は変わってくるので、年収倍率はあくまでも総予算の目安として捉えるようにしましょう。

2.建築費の予算別注文住宅の特長

2.建築費の予算別注文住宅の特長

注文住宅の予算の目安が分かったところで、どのような注文住宅を建てたいのかによって予算は変わってくるので、実際に見積っていくのは難しいものですよね。

どれくらいの予算でどんな注文住宅が建つのかを理解できるように、ここでは予算別に建てられる物件の特長をご紹介します。

建築費予算を考える時の参考にしましょう。

2-1.建築費予算が1,000万円台の注文住宅の特長

建築費予算が1,000万円台の注文住宅は全体的にシンプルで簡素な家となり、特長は以下の通りです。

建築費予算が1,000万円台の注文住宅の特長

  • 正方形または長方形の形状の家
  • 一方方向に傾斜している片流れの屋根、もしくは本を伏せたような切妻屋根
屋根のイメージ

(左)出典:タマホーム公式ホームページ

(右)出典:三井ホーム公式ホームページ


  • 床面積は100㎡以下
  • シンプルな間取りと内装
  • 最低限の機能が搭載されている設備

所有する土地がある場合の建築費の全国平均額が3,553.6万円、土地とセットで注文住宅を建てる場合の建築費の全国平均額が2,961.2万円なので、建築費予算が1,000万円台というのはかなり予算を抑える必要があります。

建築費予算が1,000万円台の注文住宅は、「ローコスト住宅」を売りにしているハウスメーカーや工務店に依頼しましょう。

建築費予算が1,000万円台の注文住宅はシンプルだからこそ施工期間が短くてすむので、極力少ない予算でできるだけ早く家を建てたいという方におすすめです。

2-2.建築費予算が2,000万円台の注文住宅の特長

建築費予算が2,000万円台の注文住宅は工夫が必要ではあるものの、予算配分次第でこだわりを実現できる家が建てられます。

特徴は以下の通りです。

建築費予算が2,000万円台の注文住宅の特長

  • 正方形または長方形の形状の家
  • 一方方向に傾斜している片流れの屋根、もしくは本を伏せたような切妻屋根
屋根のイメージ

(左)出典:タマホーム公式ホームページ

(右)出典:三井ホーム公式ホームページ


  • 床面積は100㎡程度
  • 予算配分次第で希望を実現できる

(例1)外装や内装はシンプルにして、キッチンもしくはお風呂だけは最新の設備を取り付ける

キッチン・お風呂のイメージ

(左)出典:三井ホーム公式ホームページ

(右)出典:一条工務店公式ホームページ


(例2)使用する建材の価格を抑えて、タイル材を仕上げに使用する

(例2)使用する建材の価格を抑えて、タイル材を仕上げに使用する

出典:三井ホーム公式ホームページ


(例3)使用する部材の価格を抑えて、窓の数を増やす

(例3)使用する部材の価格を抑えて、窓の数を増やす

出典:三井ホーム公式ホームページ

このように建築費予算が1,000万円台の注文住宅をベースにしながら、1,000万円台では実現できなかった部分にこだわることができます。

予算は抑えたいものの、家に関して「これだけは譲れない」という部分がある方におすすめです。

2-3.建築費予算が3,000万円台の注文住宅の特長

建築費予算が3,000万円台の注文住宅は全国平均額となるため平均的な注文住宅を建てることができ、特徴は以下のようになります。

建築費予算が3,000万円台の注文住宅の特長

  • 正方形や長方形以外の敷地に応じた形状の家も可能
正方形や長方形以外の敷地に応じた形状の家

出典:三井ホーム公式ホームページ


  • 床面積は100~110㎡
  • 耐久性の高い外壁材を使用する
  • キッチンやお風呂、トイレなどの設備にこだわる

キッチン・お風呂のイメージ

(左)出典:三井ホーム公式ホームページ

(右)出典:一条工務店公式ホームページ


  • 耐震・断熱性能を追求できる
  • 内装の一部に漆喰など自然素材を選ぶ
  • 外装のデザインに凝る
サンプル

出典:一条工務店公式ホームページ

複数の希望を盛り込んだ注文住宅を建てたい場合は、建築費予算が3,000万円以上必要となります。

ただし、すべてを実現しようとすると建築費が予算オーバーしてしまうので、優先順位を付けて冷静に考えましょう。

建築費予算が3,000万円台の注文住宅は、平均的なグレードの家を建てたい人におすすめです。

2-4.建築費予算が4,000万円以上の注文住宅の特長

建築費予算が4,000万円以上の注文住宅は予算に余裕があるので、さまざまな理想を実現した家が手に入ります。

特徴は以下の通りです。

建築費予算が4,000万円台の注文住宅の特長

  • 中庭のあるロの字型やコの字型の形状の家
中庭のあるロの字型やコの字型の形状の家

出典:一条工務店公式ホームページ


  • 床面積は100~120㎡
  • 吹き抜けなどデザインにこだわった間取り
吹き抜けなどデザインにこだわった間取り

出典:タマホーム公式ホームページ


  • 中庭・バルコニー・屋上を作る
中庭・屋上のイメージ

(左)出典:タマホーム公式ホームページ

(右)出典:三井ホーム公式ホームページ


  • 漆喰などの自然素材を全面的に使用する
  • 無垢材のフローリングを取り入れる
サンプル

出典:三井ホーム公式ホームページ

このように建築費予算が4,000万円以上あれば、予算を制限することを気にせずに設計プランや使用する建材・部材を選ぶことができます。

ロの字型やコの字型の形状の家は施工期間が長くなりますが、その期間を利用して職人の手で仕上げる漆喰を全面的に取り入れることも可能です。

建築費予算が4,000万円以上の注文住宅は、こだわりを詰め込んだ理想の家がほしい方におすすめです。

3.注文住宅を建てるならまず予算を正しく設定しよう

3.注文住宅を建てるならまず予算を正しく設定しよう

予算別に建てられる注文住宅の特長が分かったところで、建てたい注文住宅を実際に建てるためには予算の目安を知っておくだけではなく自分の場合はいくら予算が必要となるのか正しく設定する必要があります。

その理由は次の2点が挙げられます。

  • 時間を有意義に使うため
  • もっと予算をかければよかったと後悔しないため

予算を正しく設定しておかなければ家を手に入れるまでに時間がかかったり、理想の家を建てることができなくなってしまったりする可能性が高くなるので、ここでは正しい予算設定の重要性を理解しましょう。

3-1.時間を有意義に使うため

「2,000万円~4,000万円」というように、かなり幅のある漠然とした予算設定しかせずに夢を膨らませて注文住宅の間取りや内装・外装などのプランを考えた後に住宅ローンの審査を受けて万一通らなければ、もう一度ゼロから考え直さなくてはならず、これまで費やした時間が無駄になってしまいます。

漠然とした予算設定

予算をオーバーしているにもかかわらず一度考えたプランが気に入ってしまうと、老後資金や子どもの教育資金のために残しておきたかった貯蓄に手を付けてしまいかねず、人生設計まで崩れてしまう可能性があります。

そんなことにはならないように、正しく予算を設定してからハウスメーカーや工務店に相談して予算の範囲内で家を建てれば、スムーズな家づくりができます。

正しく予算を設定

3-2.もっと予算をかければよかったと後悔しないため

予算を実際よりも多く設定してしまうのも問題ですが、反対に少なく設定しすぎるのも住み始めてから後悔する羽目になります。

注文住宅に住み始めてから後悔しがちなポイントは以下の通りです。

注文住宅に住み始めてから後悔しがちなポイント

  • 部屋数
  • 土地取得費と建築費の予算配分
  • 駐車スペース
  • 耐震性能・断熱性能

建ててからリフォームするとなるとさらに多大な費用が必要となるので、注文住宅を建てる前にどこにこだわりたいのか意思を明確にして後悔しないようにしましょう。

満足できる注文住宅を建てるためには、多すぎず少なすぎない正しい予算設定を行うことが大切です。

注文住宅の予算を考えるとともに、建ててから後悔しないように時間をかけて設計や外装、内装について考えなければ予算設定自体間違ったことになりかねないので、理想とする家を考えるヒントについて「注文住宅の失敗例10選と家の不満ランキングTOP6【対策リスト付】」で詳しく紹介しているので参考にしてみましょう。

4.注文住宅の予算の内訳

4.注文住宅の予算の内訳

注文住宅を建てる際には予算を正しく設定する必要があることをお分かりいただいたところで、注文住宅の予算の内訳についてご紹介します。

注文住宅の予算の内訳は以下のように、土地取得費・建築費・諸経費に分けることができます。

注文住宅の予算の内訳

このように土地と建物をセットで購入する場合については、土地取得費・建築費・諸経費の3つが必要となりますが、既に所有する土地があれば土地取得費は必要なく、建築費と諸経費の2つだけが必要となります。

詳細な予算を決めるためにも、それぞれどのような費用なのかや相場について知っておきましょう。

4-1.土地取得費

土地取得費は所有する土地がない場合に必要となります。

住宅金融支援機構のデータによると土地取得費の全国平均額は1,436.1万円ですが、三大都市圏の中でもとくに首都圏では2,310.2万円と土地取得費が高額になる傾向にあります。

土地取得費

全国

1,436.1万円

三大都市圏

1,903.6万円

首都圏

2,310.2万円

近畿圏

1,655.3万円

東海圏

1,300.0万円

その他地域

932.9万円

※住宅金融支援機構「フラット35利用者調査」より作成

既に土地を所有している場合は土地取得費は必要ありませんが、地盤が弱かったり整備されていなかったりすると、土地改良費用が別途必要となることがあるので注意しましょう。

4-2.建築費

建築費は、注文住宅の予算の中で最も自分自身で調整できる費用です。

以下の表のように所有する土地の有無によって建築費は異なりますが、この金額の中には基礎工事・外装工事・内装仕上げ・住宅機器設備工事など注文住宅が完成して人が住めるようになるまでに必要となるすべての工事費用が含まれています。

所有する土地の有無

建築費(全国平均)

あり

3,533.6万円

なし

2,961.2万円

※住宅金融支援機構「フラット35利用者調査」より作成

4-3.諸経費

諸経費は、建築費の10%程度かかります。

つまり、建築費の全国平均額を参考にすると300万円〜350万円の諸経費が土地取得費と建築費の他に必要になるのです。

注文住宅を所有するためには土地と建物の登記をしなければならず、以下の3つの費用がかかります。

  • 登録免許税
  • 司法書士への報酬
  • その他実費(登記事項証明書費用・交通費など)

所有する土地がある場合は土地の登記は完了しているので、新たに建物の登記のみ必要となります。

注文住宅にかかる費用についてさらに詳しくは「【最新データで分析】注文住宅にかかる費用の内訳と相場を徹底解説」で紹介しているので、参考にしてみましょう。

5.詳細な予算を決めるための3ステップ

5.詳細な予算を決めるための3ステップ

予算の内訳をお分かりいただいたところで、ここでは詳細な予算を決めるための3ステップをご紹介します。

先程もお伝えしたように、時間を有意義に使って建ててから後悔しない注文住宅を建てるためには、予算の目安を知っておくだけでなく、自分が建てたい家を建てるための詳細な予算を設定しておく必要があります。

3ステップで詳細な予算と配分まで決められる方法を参考にしてみましょう。

5-1.【STEP1】頭金に充てられる自己資金額を算出する

頭金とは注文住宅の費用から住宅ローンの借入額を引いた金額のことで、頭金が多いほど住宅ローンの借入額が減らせるため利息の負担が小さくなります。

頭金の全国平均額は以下の表のように注文住宅を建てる費用の10〜17%程度となっています。

所有する土地あり

所有する土地なし

頭金

617.7万円

440.5万円

注文住宅を建てる費用

3,533.6万円

4,397.3万円(土地取得費含む)

費用に占める頭金の割合

17.5%

10.0%

※住宅金融支援機構「フラット35利用者調査」より作成

全国平均額を参考にしながら、注文住宅を建てる際に頭金に充てられる自己資金額は以下の計算で求めることができます。

頭金

①自己資金額

頭金に充てられる自己資金には、以下の3つがあります。

  • 貯金
  • 親からの援助(生前贈与)
  • 現在持ち家に住んでいる場合は住居の売却金

この中から自分にあるものを合計して、自己資金額を計算しましょう。

②残しておきたい貯蓄額

自己資金額をすべて頭金に充てると万一の時や将来のための資金がなくなってしまうので、残しておきたい貯蓄額を明確にします。

万一の時や将来のために残しておきたい貯蓄

病気や事故に遭った時のための費用

半年分の生活費があると安心

子どもの教育費

積み立てている進学費用や習い事の費用など

老後のための費用

生活費用や老人ホームへの入居金など

病気や事故に遭った時のための費用を中心に、残しておきたい貯蓄の合計額を計算しましょう。

子どもがまだ小さい方や老後までの期間が長く残されている方は、自己資金の中から絶対に残しておきたいと思う分だけ残ししておきたい貯蓄額に加えればよいですが、2~3年以内に大学進学予定の子どもがいる場合や10年以内に老後を迎える方は必要額を割り出して合計しておくのがおすすめです。

③注文住宅購入時に自己資金で支払う必要がある費用

注文住宅購入時に自己資金で支払う必要があるのは、以下の費用です。

注文住宅購入時に自己資金での支払う必要がある費用

土地売買契約・注文住宅の新築工事契約の手付金

土地取得費・建築費の10%前後

注文住宅の新築工事にかかる諸費用

  • 登録免許税
  • 司法書士への報酬
  • その他実費(登記事項証明書費用・交通費など)

建築費の10%程度

引越し費用

  • 引越し会社に支払う費用
  • 新しい家電・家具の購入費用
  • 住み替えの場合は工事中の仮住まい費用

注文住宅購入時に自己資金で支払う必要がある費用の合計額を計算しましょう。

頭金

①②③で計算した額をもとに、上記の計算式から頭金に充てられる自己資金額を算出してみてください。

5-2.【STEP2】住宅ローンの借入金額を決める

頭金に充てられる自己資金額が分かったところで、次は住宅ローンの借入金額を決めます。

住宅ローンの借入金額は、年収が高い場合や頭金に充てられる金額が多い場合(予算の15%以上)は年収の8倍以上借りることができます。

しかし、年収の8倍以上の借入金額となるとローンの返済がかなりきつくなってしまい、買い物や旅行など日頃の楽しみを制限せざるを得ない可能性が高くなります。

そこで、以下の表のように全国平均値となっている6〜7倍にしておくと、借り過ぎになるのを防ぐことができます。

注文住宅を建てるための土地の有無

注文住宅を建てる費用の年収倍率(全国平均値)

所有する土地あり

6.7倍

所有する土地なし

7.4倍

※住宅金融支援機構「フラット35利用者調査」より作成

年収倍率が6〜7倍の場合、年収に応じた借入金額は以下の表のようになります。

年収

借入金額(年収の6~7倍)

400万円

2,400万円~2,800万円

500万円

3,000万円~3,500万円

600万円

3,600万円~4,200万円

700万円

4,200万円~4,900万円

800万円

4,800万円~5,600万円

900万円

5,400万円~6,300万円

1,000万円

6,000万円~7,000万円

ただし、この年収倍率は頭金を含めた総予算が年収の何倍かという数値であって、住宅ローンの借入金額が年収の6~7倍だというものではありません。

年収の何倍の借入金額にしたところで生活費の中でローン返済額が大きく占めることには変わりありませんし、これから何年もかけて返済していく途中で給与額が減ったり、思わぬ出費が必要となって返済が困難になることも考えられます。

そのため、余裕を持つなら年収の5〜6倍となる以下の表にある借入金額におさめるのがおすすめです。

年収

借入金額(年収の5~6倍)

400万円

2,000万円~2,400万円

500万円

2,500万円~3,000万円

600万円

3,000万円~3,600万円

700万円

3,500万円~4,200万円

800万円

4,000万円~4,800万円

900万円

4,500万円~5,400万円

1,000万円

5,000万円~6,000万円

住宅金融支援機構の「資金計画シミュレーション」を活用して、上記の金額を参考にしながら住宅ローンの借入金額を決めましょう。

予算=頭金+住宅ローンの借入金額」となるので、STEP1とSTEP2の合計額が詳細な予算額となります。

なお、年収から住宅ローンの借入金額を設定する方法について詳しく知りたいという方は、「年収から見た家を建てる予算とローン借入額を最新データに基づき解説」で紹介しているので参考にしてみましょう。

住宅ローンの基礎知識から学びたいという方については、「マイホームローンの基礎知識|年収別ローン目安と後悔しない対策5つ」でご紹介しているのでぜひご覧ください。

5-3.【STEP3】土地取得費と建築費の予算配分を考える

詳細な予算額が分かったところで、注文住宅を建てる際に考えたいのは土地取得費と建築費の予算配分です。

「もっと土地に予算をあてればよかった」「もっと家にお金を掛ければよかった」と建ててから後悔しないように、以下のベストな割合を参考に予算配分を考えましょう。

土地取得費と建築費の予算配分

上記のように全体の予算の割合を7:3もしくは6:4に分けて、それぞれ多い方を建築費、少ない方を土地取得費に配分すると、土地・建物のどちらかに予算をかけすぎることなく両方ともに満足できるバランスで注文住宅を建てることができます。

このように3ステップで詳細な予算額とその配分を決めていきますが、STEP2の住宅ローンの借入金額で借入金額を決めても実際に審査に通らなければ再度考え直さなくてはならなくなるので、静岡エリアで注文住宅を建てる方は事前に以下の住宅ローン無料診断を利用するのがおすすめです。

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6.予算内で最も良いプランを提案してくれた工務店やハウスメーカーを選ぼう

6.予算内で最も良いプランを提案してくれた工務店やハウスメーカーを選ぼう

詳細な予算額が決まったら、次は注文住宅を建てる業者を決める段階に入ります。

愛車を売却する時や引越し会社を決める時と同じように、注文住宅を建てる時にも一社だけの話を聞いてすぐに依頼することを決めずに複数の業者を比較検討することが大切です。

たとえば注文住宅の予算を2,000万円で考えている場合、少なくとも3社以上の工務店やハウスメーカーに依頼して予算2,000万円での設計プランを作成してもらいましょう。

同じ条件を伝えることで、後で比較検討しやすくなります。

複数の業者の中から1社を選ぶ際のポイントは以下の通りです。

複数の工務店やハウスメーカーから一社を選ぶポイント

  • 最も気に入ったプランを作成・提案してくれる
  • 丁寧に要望をヒアリングしてくれる
  • 対応が迅速で誠意を感じられる

業者によって得意とする工事やこだわりの部分が違うので、分からないことがある場合は遠慮せず質問するようにしましょう。

注文住宅建築を依頼する先には工務店やハウスメーカーがありますが、それぞれどのような特徴があるのか、気になっている方は多いと思います。

自分が建てたい家を建てるにはどちらに依頼すべきかを知りたい方は、「工務店とハウスメーカーの違い|徹底比較しどっちがおすすめか解説」で詳しく紹介しているので参考にしてみましょう。

7.事前に知っておくと安心!予算オーバーしないためのポイント

7.事前に知っておくと安心!予算オーバーしないためのポイント

注文住宅の詳細な予算の決め方や業者の選び方をお分かりいただいたところで、いざ自分だけのマイホームを建てるとなるとあれもこれもとさまざまな希望を詰め込みたくなってしまいますよね。

そこで、事前に知っておくだけで建築費を予算内に収めやすくなる6つのポイントをご紹介します。

7-1.仕様や設備のグレードにメリハリをつける

建築費に余程の余裕がない限りは、注文住宅の仕様や設備のグレードにメリハリをつけましょう。

自然素材である漆喰の壁は人気が高いものの職人の手で仕上げるため費用がかさむので、漆喰壁が第一に優先される希望でないのならクロスにすることで予算を大幅に削減できます。

特別注文のお風呂やキッチンも費用がかさみますが、既製品のシステムバスやシステムキッチンに置き換えることで予算オーバーを防げます。

このようにこだわりたい部分ではない部分の仕様や設備を再検討してメリハリをつけて、予算配分に気を配りましょう。

7-2.シンプルな形状の建物にする

建築費の予算が1,000万円台・2,000万円台の注文住宅で正方形や長方形といったシンプルな形状の建物が多いのは、使用する建材が最小限ですみ、費用を抑えられるからです。

シンプルな形状の建物は安定性が高いので、耐震性も高められます。

土地の形によってはシンプルな形状の建物にするのが難しい場合がありますが、そうでないなら注文住宅の基本となる形状をよりシンプルにすることを検討してみましょう。

7-3.水回りをできるだけ集中する

水回りをできるだけ近い配置にすると、配管工事費を抑えることができます。

キッチン・お風呂・洗面台・トイレが離れた場所にあったり、1階と2階で分かれたりしていると、配管設備が複雑になって費用がかさむことになります。

水回りをできるだけ一か所に集中させることはもちろん、1階と2階で設置する場合も1階の水回りの真上に設置することで配管工事費を抑えましょう。

7-4.壁を少なくする

壁を少なくすると壁に使用していた部材が最小限ですむので、費用を抑えることができます。

壁を少なくすれば広々とした空間が続くだけでなく、遮るものがないので明るくて風通しまで良くなります。

ただし、耐震面や冷暖房の効きにくさ、光熱費がかさむといった問題には気を付ける必要があるので、業者に相談しながらコストカットの面から壁を少なくすることを検討してみましょう。

7-5.湿式工事を避ける

職人の手によって壁にモルタルや塗料を塗って仕上げる湿式工事は費用がかさむので、予算が気になる時にはクロスやサイディングといった乾式工事でできる仕様を選びましょう。

湿式工事は新人の職人が担当すると作業が長引いたり、満足のいく仕上がりにならなかったりすることがあります。

その点、乾式工事で行う内装のクロス仕上げや、外壁のサイディング仕上げを選択すると、施工期間の短縮や仕上がりの美しさを実現しながら費用を抑えられます。

7-6.造り付け家具を避ける

注文住宅の内装やスペースに合わせて職人に作ってもらった世界に一つだけの造り付けの家具は素敵ですが、職人がその現場で材料を揃えて一から製作するため費用がかさみます。

造り付け家具を検討する前に、置くスペースをしっかりと採寸してからイメージに合う既製品の家具を探してみましょう。

既製品を購入する方が予算を抑えられるので、予算を抑えたい時には造り付け家具を避けるのがおすすめです。

8.まとめ

当記事では、注文住宅の予算の目安と詳細額の決め方について解説しました。

最後にポイントを振り返ってみましょう。

最新データからわかる注文住宅の予算の目安は以下の通りです。

所有する土地の有無

全国平均額

年収倍率(全国平均値)

あり

建築費3,553.6万円

6.7倍

なし

土地取得費1,436.1万円+建築費2,961.2万円=4,397.3万円

7.4倍

建築費の予算別注文住宅の特長は以下の通りです。

建築費予算

注文住宅の特徴

1,000万円台

  • 正方形または長方形の形状の家
  • 一方方向に傾斜している片流れの屋根、もしくは本を伏せたような切妻屋根
  • 床面積は100㎡以下
  • シンプルな間取りと内装
  • 最低限の機能が搭載されている設備

2,000万円台

  • 正方形または長方形の形状の家
  • 一方方向に傾斜している片流れの屋根、もしくは本を伏せたような切妻屋根
  • 床面積は100㎡程度
  • 予算配分次第で希望を実現できる

3,000万円台

  • 正方形や長方形以外の敷地に応じた形状の家
  • 床面積は100~110㎡
  • 耐久性の高い外壁材を使用する
  • キッチンやお風呂、トイレなどの設備にこだわる
  • 耐震・断熱性能を追求できる
  • 内装の一部に漆喰など自然素材を選ぶ
  • 外装のデザインに凝る

4,000万円以上

  • 中庭のあるロの字型やコの字型の形状の家
  • 床面積は100~120㎡
  • 吹き抜けなどデザインにこだわった間取り
  • 中庭・バルコニー・屋上を作る
  • 漆喰などの自然素材を全面的に使用する
  • 無垢材のフローリングを取り入れる

実際に建てたい注文住宅を建てるためには時間を有効に使い、もっと予算をかければ良かったと後悔しないために予算を正しく設定することが大切で、詳細な予算は以下の3ステップで決められます。

【STEP1】頭金に充てられる自己資金額を算出する

【STEP2】住宅ローンの借入金額を決める

【STEP3】土地取得費と建築費の予算配分を考える

当記事の内容を参考に、正しい予算組みをして満足できる家づくりができることを願っています。

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